経団連くりっぷ No.111 (1999年10月28日)
海外からの来訪者
10月12日
- 来訪者
- 豪クイーンズランド州政府 ピーター・ビーティー首相
ロス・ロルフ州開発省次官 ほか6名
- 経団連側応接者
- 熊谷アジア・大洋州地域委員長
藤原常務理事 ほか
- ポイント
(ビーティー首相発言要旨)
- クイーンズランド州は、財政が豊かであり、雇用機会も多く、オーストラリア政府の安定成長に貢献している。最近は、特にバイオテクノロジーに多額の投資を行なっている。日本との関係についても、これまでは石炭、観光などを通じて友好的な貿易関係にあったが、今後は、情報通信、バイオテクノロジー、教育など新しい分野での協力関係を築いていきたい。
われわれは、日本経済に期待しており、長期的なパートナーシップを築くために、大阪に2つ目の事務所を開設した。クイーンズランド州には、日本にとって魅力的な投資プロジェクトが多いので、投資誘致活動を積極的に行なっていきたい。
10月13日
- 来訪者
- カルロス・ジェペス・セケラ ベネズエラ商工会議所国際委員会委員長
フランシスコ・ナテラ 大統領諮問生産委員会委員 ほか1名
- 経団連側応接者
- 藤原常務理事 ほか
- ポイント
- 現在ベネズエラは、チャベス大統領のリーダーシップの下、小さな政府を目指し、民主的な変革を行なっている。
ベネズエラは、石油、石炭、鉄、金、アルミニウム、ボーキサイトなど天然資源が豊富である。今後、鉱物資源、石油化学製品、オリマルジョン(重質油を加工したもの)、ブリケット(練炭)など対日輸出品目を拡大していきたい。
石油産業において、採掘及び輸出部門の民営化が行なわれていく予定である。最近、外国投資家を保護するための法律が制定された。日本企業からの投資を通じ、資金や技術が流入することを望む。
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