経団連くりっぷ No.113 (1999年11月25日)
海外からの来訪者
10月28日(木)
- 来訪者
- アレシャンドレ・プンデック・ロッシャ ブラジル中央銀行理事会上級顧問 ほか1名
- 経団連側応接者
- 藤原常務理事
- 発言要旨
- ブラジルは、1994年にレアル・プランを導入し、ハイパー・インフレの抑制に成功した。その後、アジア、ロシア等の経済危機の影響を受けて、ブラジルでも短期資本が流出し、本年1月には、為替の60%切下げを余儀なくされたが、官民の努力により、予想されたインフレの昂進はなかった。民営化の進展などにより、諸外国からの直接投資も回復し、1999年は260億ドルと経常収支の赤字を十分に補える水準が見込まれる。日本からの投資は米国に比べて低調であるが、ブラジルの輸出基地としての魅力を高めることで、更なる投資を誘致したい。
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