経団連くりっぷ No.116 (2000年1月13日)

掲示板

新たな視点で「くらし」を見つめるボランティア活動


昨年10月16日(土)、1%クラブ・ボランティア体験セミナーが、『ぶらり東京鑑定団?!〜「ひとにやさしいまち」を探そう〜』と題して開催されました。

当日は、約90名の参加者がグループに分かれ、車いすの方や視覚障害の方と一緒に、疑似体験を交えながら東京都内を散策しました。

通勤で使う電車や駅、歩きなれた道や階段、ふらっと入る食堂やデパート…自分の日常の中に、障害者が自由に出歩くことを阻害するバリアが潜んでいることを、参加者は体験しました。一方で、駅やデパートで親切な応対を受け、設備面での遅れは「ひと」がカバーできることを痛感しました。特に、あるデパートで電動車いすの方が迅速かつ温かい対応を受けたことは、参加者の心に深く刻まれました。社員一人一人が企業の顔として、企業イメージを向上させることができることを実感した経験でした。

ボランティア活動を通じて、車いすの方や視覚障害の方をはじめ、さまざまな視点で「くらし」を見つめることができます。そんな経験をしたいと思っていらっしゃる方は、ぜひ一度、ボランティア体験セミナーにご参加ください。

次回開催は、2000年3月11日(土)。幅広いメニュー(社会福祉、環境、国際など)の中から参加者自身が活動先を選んで体験できるプログラムを企画中です。


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