経団連くりっぷ No.119 (2000年2月24日)

今井会長の一言


2月2日(水)
イランとの経済関係の強化を
−マージェディー駐日イラン大使の今井会長訪問

「対イラン中長期貿易保険がこれまでうまく機能してこなかったので、日本からの投資も少なかったと思います。しかし、最近石油価格が上昇し、イランの信用力も高まってきました。新聞報道では、光ファイバーのプロジェクトがあるということで、一つ進めばあともうまくいくようになります。イランでも第3次5カ年計画ができているので、日本イラン経済委員会(委員長:相川 三菱重工業相談役)で説明をききたいと思います。この計画が成功することを希望します。」

2月3日(木)
信頼できるパートナーとしてのカナダ
−グッデイル カナダ天然資源大臣と懇談

「スイスで開催されたWEF年次総会に出席しました。総会ではクリントン大統領はじめ各国閣僚がWTO交渉の再開に熱意を示されましたが、135カ国の意向を透明性を確保しながらどうまとめていくのか、多国間交渉の再開も簡単ではありません。
日加の経済関係については、相互補完的であり、大変うまくいっています。今年5月に開催される日加経済人会議では、多様性という議題でエネルギーや農産物以外の将来の日加関係も取り上げることになっています。カナダは信頼できるパートナーであり、さらに関係改善に努力していきたいと思います。」

2月14日(月)
産業技術力の強化を
−基盤技術開発促進センター評議員会

「わが国が、21世紀において持続的かつ安定的な発展を遂げていくためには、構造改革とともにその基盤となる産業技術力を強化することが重要な課題になっております。産業技術力の強化のためには、政府と民間が連携をとりつつ、今後、先導的役割が期待される基盤技術の研究開発を促進しつつ、21世紀のリーディング・インダストリーを育成していくことが不可欠であります。」


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