経団連くりっぷ No.119 (2000年2月24日)
海外からの来訪者
2月2日
- 来訪者
- マージェディ駐日イランイスラム共和国大使
- 経団連側応接者
- 今井会長、内田事務総長、藤原常務理事、島本国際本部長、江部国際本部副本部長
- 発言要旨
- 昨年来の油価の上昇により、イランの債務状況は大幅に改善している。
- 第2次5ヵ年計画では日本企業の参加が得られなかったので、3月20日に始まる第3次5ヵ年計画では、日本企業にも積極的に参加していただきたい。いずれ日本イラン経済委員会にもご説明したい。
2月2日
- 来訪者
- グッデイル カナダ天然資源大臣、エドワーズ カナダ駐日大使 他
- 経団連側応接者
- 今井会長、内田事務総長、藤原常務理事 島本国際本部長
- 発言要旨
- 昨年9月にクレティエン首相を団長として訪日した「チーム・カナダ」では知識集約型産業やハイテク産業を強調したが、私は、日加経済関係における天然資源産業の重要性を改めて強調したい。
- カナダは、日本にとって農産物、鉱業資源、エネルギー等の信頼できる安定的なサプライヤーであり続けることを約束する。われわれはそのために必要な港湾、輸送、出荷設備などのインフラを整備してきた。そうしたインフラ設備を効率的に利用していくために、日本の天然資源輸入に占めるカナダのシェアが維持されることに関心を持っている。
2月10日
- 来訪者
- ジョゼ・アルフレッド・ グラッサ ・リマブラジル外務省経済統合貿易担当副次官
フェルナンド・ギマランエス・ヘイス駐日ブラジル大使 他3名
- 経団連側応接者
- 室伏 日本ブラジル経済委員会委員長
- 発言要旨
- ブラジル政府は、経団連とCNI(ブラジル全国工業連盟)が共同で作成している日伯経済関係強化に向けたアクション・プランに、積極的に関与・協力していく。
- われわれは、食糧問題に強い関心を有している。今後WTOなどを活用しながら、大豆を中心とする穀物など農産品の輸出の拡大を目指していきたい。
- メルコスールについては、長期的にはチリと同じ程度に域外共通関税を引き下げることにより、チリを正式な加盟国としたい。メルコスールはEUとの間で自由貿易協定交渉を行なうこととなっているが、複雑な農業問題があるため、メキシコとEUの自由貿易協定交渉よりも時間がかかるだろう。
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