経団連くりっぷ No.121 (2000年3月23日)

掲示板

OECDによる政策提言・国際ルールづくりに参画しませんか?
−OECD諮問委員会へのご入会のご案内


広がるOECDの活動領域

経済協力開発機構(OECD)は、1960年の設立以来、経済政策、貿易・投資、環境、科学技術、規制改革、政府開発援助などの分野を中心に研究・分析し、さまざまな政策提言を行なっています。
特に最近では、経済活動のグローバル化が急速に進む中で、加盟国間の政策の調整に加えて、さまざまな分野での国際的なルールづくりを積極的に行なうようになって参りました。
例えば、電子商取引の枠組みづくり、外国公務員に対する贈賄の防止協定、多国籍企業ガイドラインの改訂、遺伝子組み換え食物の安全性基準など、産業界の活動に直接重大な影響を及ぼすテーマがここ数年取り上げられております。

BIACの役割

BIAC(The Business and Industry Advisory Committee to the OECD)は、OECD各加盟国を代表する経済団体により構成されるOECDの公式の諮問機関です。さまざまな問題について産業界の立場から意見をとりまとめ、OECDに提言をしています。また、OECDとの間で双方向の意見・情報交換を進めています。
なお、パリにあるBIAC本部の活動の詳細につきましては、BIACホームページ(http://www.biac.org)をご参照ください。

OECD諮問委員会の主な活動

日本からは経団連がOECD諮問委員会(生田正治委員長)を通じて、BIACの活動に積極的に参加しています。主な活動は以下の通りです。

  1. BIAC本部の各委員会(経済政策、情報通信、産業技術、環境、税制、多国籍企業、貿易、雇用・労働など)活動に日本企業の代表の方々にご参加頂き、日本の産業界の意見がOECDやBIACの活動に反映するよう努めております。こうした活動に関心のある方々には、BIAC本部より関連資料や関連会合の案内が随時送られて参ります。
  2. OECD関係者、日本政府関係者などとの懇談会を随時開催しております。
  3. 機関紙『BIAC NEWS』を定期的に発行するとともに、BIAC本部会合の出席者による報告会などを通じて、活動のご紹介をしております。

先進国が直面する問題が多様化、複雑化する中で、OECDの重要性がますます高まっております。
今後、さらに多くの企業の皆様にOECD諮問委員会の活動に対し積極的なご参加をして頂きたいと存じます。


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