経団連くりっぷ No.122 (2000年4月13日)

財政構造改革が急務

−国と地方を通じた取組みが必要


国と地方を合わせた長期債務残高が急増している。2000年度末には、金額にして645兆円、対GDP比で129.3%にもなる見込みであり、国と地方を通じた財政構造改革が急務となっている。

こうした財政赤字には、国の要因もあるが、地方の赤字が急増していることも大きな原因である。そこで、経団連では、負担と受益について住民の自主的な選択を可能とし、財政の合理化・効率化を図ることを基本とした地方財政改革について、4月中旬をめどに意見書をとりまとめることとしている。


国と地方の長期債務残高合計と対GDP比

(注)1997年度末以前は決算ベース、1998年度末は3次補正後ベース、
   1999年度は2次補正後ベース、2000年度末は当初予算ベース
(出所)平成12年度財政関係資料集(参議院予算委員会調査室)より作成


くりっぷ No.122 目次日本語のホームページ