ABAC日本支援協議会 /3月14日
2月22日、松下 正幸 松下電器副社長の後任として、鳴門 道郎 富士通副会長が新たにABAC日本委員に任命された。次いで2月25日から27日、バンコクで約120名の参加を得て第1回ABAC会合が開催され、2000年のABAC活動がスタートした。2000年のABAC活動は、APEC域内の自由化の進展、APEC能力構築イニシアティブへの協力、域内でのビジネス活動促進における具体的な成果の実現を重点分野として、活動を行なう。ABAC日本支援協議会では、3月14日、関係者を招き「ABAC2000バンコク会議報告会」を開催した。以下は、各部会・委員会の報告概要である。
本部会は、金融危機再発を防止するための金融システムの構造改革を議論するための場として、新たに本年から設置された。今回は、
今回の会合では、
ビジネス円滑化部会では、APECビジネス・トラベル・カードの実現を目指し、本年11月の首脳会議開催時までに12カ国の参加を目標に努力を続けることになった。また、基準・適合性に関わる貿易障害を取り除くため、今後、首脳への提言案を作成し、5月の北京会議でさらに検討することが合意された。また、エネルギー関連分野の投資促進、航空サービスの自由化に関し、各担当大臣への書簡をABAC議長名で送付することになった。
APMCでは、昨年カナダが実施した、税関手続き、基準適合性、ビジネス関係者の移動の3分野に関する調査をもとに、各国企業に対し改めてアンケートを実施し、ビジネスの現場における問題点や改善点についての実態を明らかにすることになった。このアンケート結果は、5月25日から28日に開催される北京会合に提出される予定である。