経団連くりっぷ No.122 (2000年4月13日)
海外からの来訪者
3月23日(木)
- 来訪者
- ジャン・クロード・フォール OECD開発援助委員会議長
- 経団連側応接者
- 佐藤和夫 国際協力委員会政策部会長、他
- 発言要旨
- 途上国の経済発展のためには、直接投資を通じた途上国の所得増大が重要である。そのためには国際機関、各国援助機関、そして民間が連携して開発戦略を立案して行く必要がある。
- ODA援助はアンタイド化される傾向にある。特に借款のアンタイド化はコスト効率を増すことが統計上証明されている。但し、技術協力については当該国特有の技術・ノウハウを移転するということが目的であるため、一概にアンタイド化が望ましいとは言い切れない。更なる議論が必要である。
3月28日(火)
- 来訪者
- ズマ 南アフリカ共和国外務大臣
- 経団連側応接者
- 安崎 暁 中東アフリカ地域委員長、他
- 発言要旨
- 2月に経団連が南アにミッションを派遣し、大所高所から両国の経済関係拡大の方途について対話ができたことを高く評価している。今後、報告書を詳細に分析して、日本企業にとって好ましいビジネス環境を整えていきたいので、経団連には引き続き協力を得たい。とくに日本からの観光客誘致に多大な関心を有している。
3月29日(水)
- 来訪者
- カレム 駐日エジプト大使
- 経団連側応接者
- 今井会長、内田事務総長、藤原常務理事
- 発言要旨
- 昨年以来、中東和平は新たな段階を迎えている。世界各国の企業が、和平達成を見込んで、地中海東岸諸国との新たな関係の構築を急いでいる。本年は、日本におけるエジプト年であり、第2回民間合同委員会会合をはじめ、さまざまなイベントが企画されている。これらへの参加を通じて、エジプトとの関係強化に務めてもらいたい。
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