ギリシャ共和国シミティス首相歓迎昼食会/3月5日
3月5日、経団連、日本貿易会、日本商工会議所、日経連、経済同友会の経済5団体は公賓として来日中のギリシャ共和国シミティス首相を迎え、歓迎昼食会を開催した。
経済統合を通じて国際競争力を強化するため、欧州各国は
ギリシャは1981年にEUに加盟し、2001年にはEMU(欧州経済通貨同盟)へ参加した。高水準の対ギリシャ直接投資を背景にギリシャはEU平均を大きく上回る経済成長を実現しており、ユーロも順調に導入された。ギリシャは国際競争力を強化するため、構造改革の一環として市場の自由化、行政の簡素化、税制改革等を積極的にすすめている。また、安定した政治経済、豊富で高度の教育を受けた労働力、高水準のインフラ等に恵まれたギリシャは、外国企業にとっても魅力ある投資先である。
さらにギリシャは、バルカン諸国に対する最大の投資国であり、バルカン地域の安定に大きく貢献するだけでなく、経済面でもこれら諸国の経済改革、雇用創出の促進等を積極的に支援している。ギリシャはこれら諸国の文化、精神、経済システムを熟知しており、バルカン市場への参入を希望する企業の立地拠点としても最適である。
経済のグローバル化が急速に進展する中、平和と安定の確保、経済関係の強化、文化交流など多くの面で日本、ギリシャ、EUの関係強化の必要性が増している。日本とともにギリシャおよびEUとの関係を一層強化したい。