経営タイムス No.2633 (2002年6月13日)

夏季賞与・一時金交渉、大手の76%で妥結


平成14年夏季賞与・一時金妥結状況(大手企業・加重平均)

 日本経団連が13日にまとめた平成14年夏季賞与・一時金妥結状況によると、調査対象(主要23業種、大手307社)の76.2%にあたる234社で妥結していることが分かった。そのうち集計可能な168社の妥結額平均は74万4840円で、昨年同一企業の妥結実績と比較すると、金額で1万1133円減少し、率ではマイナス1.47%となった。

 今回の集計結果を製造業、非製造業別にみると、製造業153社の妥結額平均は73万8028円。昨夏の実績と比べ1万645円減少し伸び率ではマイナス1.42%。

 一方、非製造業15社の妥結額平均は77万9869円。昨夏の実績比マイナス1万4368円、伸び率でマイナス1.81%と、いずれも昨年実績を下回っている。

 妥結額の分布をみると、最も多いのは「60万円以上65万円未満」(24社、14.9%)で、以下、「70万円以上75万円未満」(22社、13.7%)、「75万円以上80万円未満」(19社、11.8%)と続く。また、昨夏の同一企業実績と比べた伸び率の分布については、
(1) マイナス10.0%未満(40社、25.5%)
(2) 0.0―2.0%未満(20社、12.7%)
(3) マイナス6.0―マイナス4.0%未満(17社、10.8%)
の順となっている。



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