経営タイムス No.2644 (2002年9月5日)

中東欧に経済ミッション派遣

−日本経団連、関係強化の可能性探る


日本経団連は1日、11日までの日程で経済ミッションを中東欧に派遣した。2004年(一部の国はそれ以降)のEU加盟をめざす中東欧諸国の現状と見通しについて理解を深め、わが国企業の直接投資受け入れに熱心な中東欧諸国の投資・ビジネス環境の実態を把握するとともに、わが国と中東欧諸国との関係強化の可能性を探ることが目的。大統領、主要閣僚および経済界幹部と懇談を行うほか、先進企業の視察や経済フォーラムなどに参加する。

同ミッションの団長は佐々木元・日本経団連ヨーロッパ地域委員会共同委員長(日本電気会長)。団員として渡利陽・日本ポーランド経済委員会会長(ニチメン相談役)、芦田邦弘・日本ルーマニア経済委員会会長(住友商事特別顧問)、財前宏・三菱商事顧問、牧譲・全日本空輸専務取締役ら25名。

1日、ブラッセル到着後の主なスケジュールは次のとおり。

2日(ベルギー)
欧州委員会フェアホイゲン委員との会合、同日UNICEとの昼食懇談会
4日(ポーランド)
ポーランド日本経済フォーラムに出席の後、ピアセチュノ市のトムソンマルチメディアポーランド社を視察
5日(ルーマニア)
ディジュマレスク首相主席経済顧問主催ルーマニア経済セミナーに出席
6日(ルーマニア)
ブカレスト商工会議所コジョカル会頭との会合
9日(チェコ)
商工省との会合、チェコ産業連盟との会合
10日(チェコ)
PALSレーザー研究所、航空研究所視察

また、訪問中にポーランドではミレル首相、オルウォフスキ大統領経済顧問を、ルーマニアではイリエスク大統領、ナスターセ首相、ポペスク産業資源大臣を、チェコではマレシュ副首相、コホウト外務副大臣、ピトハルト上院議長をそれぞれ表敬訪問し、懇談する。


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