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経営タイムス No.2715 (2004年3月25日)

66社平均5318円、1.60%

−春季労使交渉・大手回答額


日本経団連は25日、2004年春季労使交渉・大手企業業種別回答(加重平均)<PDF>を発表した。回答が示された129社のうち、平均額がわかっている66社の回答額平均は5318円、賃上げ率は1.60%で、同一企業の昨年実績(5264円、1.62%)と比べると、54円増、0.02ポイント減となっている。

製造業・非製造業別では、製造業56社の回答額平均は5508円(昨年実績比51円増)、1.68%(同0.04ポイント減)。一方、非製造業10社の回答額平均は4912円(同73円増)、1.44%(同0.02ポイント増)となっている。

【回答状況】

一時金交渉が中心の電力業界では、北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力で夏季分1.5カ月+27万5000円(冬季分は夏季分に準ずる)、中部電力で夏季分1.5カ月+28万5000円(同)――との回答結果となった。

また、私鉄大手の賃上げと一時金は、東武「ベアゼロ・年間4カ月+α」、東急「新賃金制度に基づく昇給実施・夏期76万円」、京急「ベアゼロ・年間昨年実績分を維持」、京王「ベアゼロ・年間4.5カ月+46万円」、京成「ベアゼロ・年間実質現状維持」、営団「定昇実施・夏季分2カ月+20万円」、小田急「定昇実施」、近鉄「標労30歳12年2700円・年間4.0カ月+α」、阪急「現行基本給据え置き・年間四4.0カ月+10万円」、京阪「本人給表に基づく昇給実施・年間4.0カ月」、阪神「標労30歳12年3100円・年間4.0カ月+30万円」、南海「ベアゼロ・年間昨年同月数+一時金3万円」、名鉄「ベアゼロ・年間4カ月」、西鉄「標労30歳12年2400円・夏期2.25カ月」――との回答が示されている。


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