日本経団連タイムス No.2737 (2004年9月9日)

ブラジル・ミナス・ジェイラス州、ネーヴェス知事が来訪


日本経団連は8月31日、東京・大手町の経団連会館で、ブラジル連邦共和国ミナス・ジェライス州知事のアエシオ・ネーヴェス・ダ・クーニャ氏との懇談会を開催した。
日本経団連からは、松岡鐵哉・日本ブラジル経済委員会企画部会長はじめ、同委員会委員、同委員会企画部会委員ら約30名が出席。ミナス・ジェライス州からは、ネーヴェス州知事はじめウイルソン・ネーリオ・ブルメル同州経済開発局長、ニーロ・バローゾ同州儀典長、リナルド・カンポス・ソアレス在ベロ・オリゾンテ日本国名誉総領事・ウジミナス製鉄社長らが出席した。

懇談会では、ミナス・ジェライス州の概要をまとめたビデオを放映し、ネーヴェス州知事が同州の特徴を説明。日本の投資先として同州が理想的なパートナーであることを強調した。
この後、日本とミナス・ジェライス州の相互協力関係の強化に向けて、意見交換や質疑応答を行った。

◇ ◇ ◇

ブラジルのミナス・ジェライス州は人口1900万人(ブラジル2位)、GDPは470億ドルで、サンパウロ、リオデジャネイロに次ぐ、ブラジル第3の要州。特に鉱物資源に恵まれており、鉄鉱石生産量はブラジル全生産量の半分以上、粗鋼生産量も40%を占める。主要輸出品目は、コーヒー、大豆、鉄鉱石、鉄鋼、紙パルプ、自動車・自動車部品など。
労使関係は円滑で、ストライキもまったくなく、労働者も勤勉である。
対日関係は、ウジミナス製鉄(日本ウジミナス社が18.4%のシェア保有)、セニブラ(日伯紙パルプ資源が100%のシェア保有)の日伯ナショナルプロジェクトを通じて緊密で、この2社以外の進出日系企業(すべて現地法人化)は15社を数える。

【国際経済本部中南米・中東・アフリカ担当】
Copyright © Nippon Keidanren