日本経団連タイムス No.2790 (2005年11月3日)

「新内閣への要望」公表

−効率的な行財政構造確立、民の力引き出す競争基盤整備など


日本経団連(奥田碩会長)は10月31日、第3次小泉改造内閣が同日発足したことを受け、「新内閣への要望」を公表した。

同要望は、全閣僚が小泉総理の掲げる改革断行の方針を共有し、大胆かつスピード感をもって取り組み、具体的な成果をあげることを求めた上で、優先すべき当面の政策課題として、(1)効率的な行財政構造を確立する (2)民の力を引き出す競争基盤を整備する (3)イノベーションを創出し世界のトップランナーとなる (4)対外経済戦略および外交・安全保障政策を推進する (5)人を活かす社会をつくる――の5項目を提起している。

また、奥田会長は同日、新内閣発足に際しコメントを発表。「構造改革への意欲と実行力に溢れた有為な人材が多数登用されている」と評価するとともに、新内閣と与党への期待を示し、構造改革実現のため、全面協力していく意向を表明した。

【総務本部秘書担当】
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