日本経団連タイムス No.2807 (2006年3月30日)

「日本経団連日中環境植林プロジェクト第2期」スタート

−4月6日に植樹式・調印式


日本経団連は4月6日、中国・重慶市において、「第2期日本経団連・日中環境植林事業植樹式・調印式」を開催する。
日本経団連では2001年から、中国・重慶市長寿区において生態環境の保護と洪水の防止を目的とした環境植林事業を実施し、中国政府や重慶市政府・住民から高い評価と歓迎を受けながら、5年の実施期間を経て昨年末成功裏に終了した。こうした中、プロジェクトのカウンターパートである中華全国青年連合会や重慶市の各区人民政府から日本経団連に対し、06年以降も植林協力を継続してほしいとの要請があり、これを受けて日本経団連中国委員会(三村明夫委員長)は昨年来、第2期事業についての検討を行ってきた。日中友好のさらなる促進や中国における環境保護への協力強化といった観点からも事業の継続は望ましいと判断、植林候補地視察のミッション派遣などを経て、重慶市長寿区での第2期事業を開始することを決定した。
なお、今回の植樹式および第2期事業調印式には、関澤秀哲・中国委員会植林協力部会長ら15名が出席する。日程は次のとおり。

5日(水)重慶着
6日(木)第1期植林地(長寿区)視察、
第2期サイトにて「第2期事業植樹式」、
長寿区政府主催昼食会、
重慶市にて「第2期事業調印式」、
重慶市要人との懇談
7日(金)重慶発

第2期プロジェクト実施要領

◇場所
重慶市長寿区鳳城街道(重慶市中心部の北東約90キロメートルの長江流域)
◇期間
2006年春〜2008年末(植林は春と秋の年2回実施)
◇植林規模
3年間で434.7ヘクタールを目標(第1期とあわせ約1000ヘクタールを目標)
◇所要資金
3年間で1億円(日本経団連会員企業からの寄付金)
◇植林樹種
ポプラ、桑、桐など
◇実施主体
中国側窓口は中華全国青年連合会(全青連)。事業の運営・管理等は、重慶市青年連合会や長寿区人民政府、および日本経団連中国委員会植林協力部会を中心に長寿区に設置した「日本経団連植林プロジェクト日中共同チーム」が主体
【国際協力本部アジア担当】
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