日本経団連タイムス No.2822 (2006年7月20日)

06年春季労使交渉・中小最終集計

−655社平均3901円、1.54%/5年連続3千円台、ほぼ横ばいで推移


日本経団連は20日、「2006年春季労使交渉・中小企業妥結結果(加重平均)」(最終集計)<PDF>を発表した。それによると、調査対象(従業員500人未満、17業種750社)の88.9%に当たる667社で妥結しており、このうち平均額がわかっている655社の妥結額平均は3901円、アップ率1.54%であることがわかった。前年の最終集計結果(612社、3743円、1.47%)と比べて、金額で158円、率で0.07ポイントと、わずかにアップはしたものの、5年連続で最終集計結果が3千円台となるなど、ほぼ横ばいで推移している。

製造業・非製造業別にみると、製造業454社の妥結額平均は4233円、アップ率1.64%となり、前年の最終集計結果(434社、4012円、1.55%)と比べると、金額で221円、率で0.09ポイントのプラス。一方、非製造業201社の妥結額平均は3198円、アップ率1.33%となり、前年の最終妥結結果(178社、3068円、1.27%)と比べると、金額で130円、率で0.06ポイントのプラスとなり、製造業・非製造業ともに微増にとどまっている。
規模別では、「300人以上」(127社)は4076円、1.59%、「100〜300人未満」(305社)は3794円、1.51%、「100人未満」(223社)は3546円、1.51%となっており、規模の大きいほうが額・率ともに高いという結果となった。

【労政第一本部労政担当】
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