日本経団連タイムス No.2860 (2007年5月24日)

夏季賞与・一時金 大手の7割弱で妥結

−99社平均で93万8555円/前年夏季比2.77%増


日本経団連が24日に発表した「2007年夏季賞与・一時金大手企業妥結状況(加重平均)」の第1回集計 <PDF> によると、調査対象(従業員500人以上、21業種269社)の66.5%に当たる179社が妥結しており、このうち、平均額がわかっている99社の平均妥結額は93万8555円であることが明らかとなった。今回の集計結果を、集計企業(99社)の06年夏季の平均妥結額(91万3266円)と比べると、2万5289円増、2.77%のアップという結果となった。

製造業・非製造業別にみると、製造業84社の妥結額平均は96万1300円で、同一企業の06年夏季の平均妥結額(93万1762円)と比べると、2万9538円増、プラス3.17%。一方、非製造業15社の平均妥結額は88万1579円で、同一企業の06年夏季の平均妥結額(86万7741円)と比べると、1万3838円増、プラス1.59%となっている。

妥結額の分布をみると、「65万円〜70万円未満」と「70万円〜75万円未満」(各13社、14.6%)が最も多く、次いで、「75万円〜80万円未満」「80万円〜85万円未満」「90万円以上」(各12社、13.5%)の順となっている。

アップ率の分布では、最も多いのは「0.0〜2.0%未満」(19社、21.3%)で、以下「2.0〜4.0%未満」(16社、18.0%)、「10.0%以上」(12社、13.5%)が続いている。

◇ ◇ ◇

同集計は、6月下旬に第2回集計を発表し、7月中旬に最終集計を取りまとめる予定。

【労政第一本部労政担当】
Copyright © Nippon Keidanren