日本経団連タイムス No.2869 (2007年7月26日)

約2000人が遺徳をしのぶ

−平岩名誉会長の「お別れの会」


去る5月22日に92歳で逝去された平岩外四日本経団連名誉会長(東京電力顧問)の「お別れの会」が23日、都内のホテルで開催され、政界から中曽根康弘元首相、海部俊樹元首相らが、経済界からは日本経団連の御手洗冨士夫会長、今井敬名誉会長、奥田碩名誉会長など、各界から関係者約2000人が出席、故人との最後の別れを惜しんだ。

「お別れの会」では、東京電力社長の勝俣恒久氏(日本経団連副会長)が追悼の辞を、トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎氏(日本経団連名誉会長)、関西電力顧問の小林庄一郎氏がお別れの言葉を述べた。

勝俣氏は、「各界から戦後日本の発展を支えた最大の功労者と賞賛されている」と平岩氏の功績を紹介。「平岩さんの遺志を継いで、企業の持続的発展と電気事業の使命達成に全力を挙げて取り組んでいきたい」と述べた。また、豊田氏は、「平岩さんが経団連会長就任時に『志と心をもって臨む』と決意を述べられたのが印象的であったが、平岩さんはそれを見事に実践された」とたたえた上で、「平岩さんの高邁な志を明日の日本のリーダーに確実に伝えていくことがわれわれに託されたメッセージである」と述べた。

Copyright © Nippon Keidanren