日本経団連タイムス No.2869 (2007年7月26日)

新入会員代表者との懇談会開催

−得意分野で積極的な活動を/御手洗会長が期待感示す


日本経団連は9日、東京・大手町の経団連会館で、新入会員代表者との懇談会を開催した。今年最初の開催となった今回は、14社・1団体の新入会員代表者と、御手洗冨士夫会長はじめ渡文明副会長、高原慶一朗起業創造委員会共同委員長ら首脳が出席した。

懇談会の冒頭、御手洗会長は「このたびの入会を心より歓迎したい」と述べた上で、今回の外資系企業や東京以外に本拠を置く企業の入会に触れ、「日本経団連の活動が海外をはじめ日本全国から評価されている証である」と述べた。

さらに、日本経団連が今年1月に、これからの10年を視野に入れた新しいビジョン「希望の国、日本」を公表したことを紹介した。また、「希望の国、日本」を実現するためには持続的に経済を成長させることが必要であり、日本経団連の活動の核心であると指摘した。さらに「日本経団連は41の政策委員会と22の地域別・国別委員会を設け、道州制の推進や少子化対策、経済連携など多様なテーマについて活動を行っている。新入会員の皆さまには、得意とする分野にご参加いただき、日本経済の持続的発展のために積極的に活動をお願いしたい」と述べて、新入会員に期待感を示した。

続いて渡副会長が、住宅政策委員長および中東・北アフリカ地域委員長を務めていることを紹介した上で、「『希望の国、日本』を実現することは日本経団連にとって大きなテーマであり、私も貢献していきたい」と述べた。また、「新入会員には、高い知見と知識を活かし、委員会活動を通じて、政策提言を行ってほしい」との期待を表明した。最後に高原共同委員長は、「日本経団連には向上心に富み、優れた先輩経営者が多く、ぜひこうした人たちから多くを学び取ってほしい」と述べた。

その後、新入会員代表者らが自己紹介を行うとともに、「社会貢献活動を強化したい」「日本の国際競争力向上に貢献したい」「環境問題に一層取り組みたい」「地域経済の活性化に貢献したい」などの抱負を語った。

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同懇談会は新入会員に対し、日本経団連への意見・要望を聴くとともに、首脳との懇親と会員相互の交流を図ることを目的として年2回開催されており、次回は来年3月に開催予定。

【総務本部会員担当】
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