日本経団連タイムス No.2893 (2008年2月14日)

御手洗会長記者会見


日本経団連の御手洗冨士夫会長は12日、東京・大手町の経団連会館で会長・副会長会議後に記者会見を行った。

G7の成果について問われた御手洗会長は、金融市場の安定化に向け協調していく姿勢を、メンバー国蔵相・中央銀行総裁が確認したことを評価すると語った。その上で、各金融機関が資本の毀損額を認識し、スピード感をもって、着実に資本増強措置をとっていくことが重要であるとの認識を示した。

また、世界における日本の経済的な位置付けについては、視点、角度、立場によって異なるが、依然として大きな経済力を有していることは疑う余地がないと指摘。車の両輪である政治と経済界は手を携えて、日本経済のプレゼンスの向上に努めなければならないとの考えを示した。

民主党との政策対話に関しては、民主党とは、これまで政策課題をめぐり意見交換を適宜行っていると述べた上で、14日に予定している首脳懇談での政策対話に期待を表明。日本経団連は常に、政策本位の政治を望んでおり、国民生活を豊かにするための改革の推進に向け、さまざまな政策イシューについて、忌憚のない意見交換を行いたいと語った。

【広報担当】
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