日本経団連タイムス No.2920 (2008年9月11日)

新・経団連会館で上棟式

−来年3月末に竣工の予定


日本経団連は、大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業に参画し、大手町合同庁舎第1号館・第2号館跡地に、2007年4月から新・経団連会館の建設を進めてきたが、3日、上棟式を執り行った。

上棟式は建設中の建屋内で、御手洗冨士夫日本経団連会長、渡文明同副会長、森田富治郎同副会長ほか施主、設計会社、施工会社の代表者約60名が参加し、神田神社の神職により、上棟の儀、玉串奉奠などの神事が粛々と執り行われた。

引き続き開催された直会では御手洗会長があいさつし、「昨年の4月に着工以来、1年半が経過し、本日、無事に上棟式を執り行うことができた。ご関係の方々のご尽力に心から感謝を申し上げる。日本経団連は、国の都市再生の方針に賛同し、大手町の連鎖型再開発の第1陣として移転に踏み切ったが、新会館の姿を目の当たりにし、感無量である。新会館は設計者が描いたとおりに、日本経済の総本山として、高い品格と落ち着いた風格を十分に備えている。ご関係の方々には、来年3月の竣工に向け、引き続き安全第一、無事故・無災害で新会館を完成させていただきたい」と述べた。

今回の再開発は03年1月、大手町地区が「大手町合同庁舎跡地の戦略的活用による国際ビジネス拠点の再生」として、国の都市再生プロジェクトに指定され、国有地を種地として、区画整理事業と法定再開発事業を組み合わせた、わが国初の大規模な連鎖型再開発である。今般の移転は、第二次、第三次と続く連鎖型再開発の幕開けとなる。

新会館は日比谷通りに面し、地上23階・地下4階建てで高さ125メートル、延床面積約7万1200平方メートル。09年3月末に竣工予定。会議場の営業開始は、5月8日を予定している。

【新会館建設準備室】
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