日本経団連タイムス No.2927 (2008年10月30日)

08年年末賞与・一時金 大手企業妥結状況(第1回集計)

−109社平均90万4885円/前年年末比マイナス0.03%


日本経団連が24日に発表した「2008年年末賞与・一時金 大手企業妥結状況」(加重平均)の第1回集計によると、調査対象(従業員500人以上、21業種・263社)の61.2%に当たる161社で妥結しており、このうち、平均額がわかっている109社の妥結額平均は90万4885円、前年年末比マイナス0.03%であることが明らかとなった。妥結額については、昨年に引き続き90万円台となったが、アップ率は2002年以来のマイナスとなっている。

製造業・非製造業別にみると、製造業98社の妥結額平均は91万9461円で、アップ率は0.30%。一方、非製造業11社の妥結額平均は82万2473円で、アップ率はマイナス2.40%となっている。

「90万円以上」が最多

妥結額の分布をみると、「90万円以上」(23社、26.4%)が最も多く、次いで「75万円〜80万円未満」(16社、18.4%)、「70万円〜75万円未満」(15社、17.2%)の順となっている。また、アップ率の分布では、最も多いのは「0.0〜2.0%未満」(19社、22.1%)で、以下「マイナス2.0〜0.0%未満」(16社、18.6%)、「2.0〜4.0%未満」(11社、12.8%)が続いている。

2008年年末賞与・一時金の妥結状況の集計は、11月下旬に第2回、12月中旬に最終集計を発表する予定。

【労政第一本部労政担当】
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