日本経団連タイムス No.2935 (2009年1月22日)

トラック運送事業者への燃料サーチャージ制導入促進を

−国交省から協力要請


日本経団連は12月24日、国土交通省から、トラック運送業における燃料サーチャージ制の導入および下請・荷主の適正取引の推進のための協力要請を受けた。

トラック運送事業者の燃料サーチャージ制とは、燃料価格の上昇・下落によるコストの増減分を別建ての運賃として設定する制度である。2003年まで1リットル64円程度であった軽油価格は、08年3月に108円、08年8月には144円まで上昇した。国土交通省では、こうした状況を踏まえ、公正取引委員会とも連携しつつ、08年3月に「トラック運送業における燃料サーチャージ緊急ガイドライン」を打ち出した。ガイドラインの策定にあたっては日本経団連も参画したほか、会員企業を対象に国土交通省による説明会を開催した経緯がある。

現在、軽油価格は低下しつつあるが、その一方で、昨今の景気後退により物流量の減少が見られる。その中で、燃料サーチャージ制を導入した事業者は08年3月時点の29から同12月には4813にまで増加し、全事業者の7%、全車両数の34%に上るが、導入に至らない事業者もいまだ多い。

今回の要請の趣旨は、日本経団連会員企業において燃料サーチャージ制の導入を含む適正取引の推進の必要性について理解を得たいというものである。

なお、「燃料サーチャージ緊急ガイドライン」の詳細については、国土交通省のホームページ(URL=http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/09/090314_2_.html)を参照のこと。

【産業第一本部国土担当】
Copyright © Nippon Keidanren