日本経団連タイムス No.2972 (2009年10月29日)

御手洗会長記者会見

−政府の緊急雇用対策など


日本経団連の御手洗冨士夫会長は26日、東京・大手町の経団連会館で記者会見を行った。

鳩山総理の所信表明演説について問われた御手洗会長は、「日本の将来を見据えて変革を行おうとする総理の意気込みが十分に伝わってきた。また、総理の友愛の思想が読み取れる、メッセージ性の強い、力強い演説であったと思う」と述べた。加えて、具体的な政策については、予算編成や国会への法案提出などを通じて明らかになっていくものとの考え方を示した。

政府の緊急雇用対策に関しては、「厳しい雇用状況にあって、政府がスピーディーに緊急雇用対策を取りまとめたことは心強い」と述べた。また、新たに雇用を生み出すために、「何よりも、一日も早く景気を自律的な回復軌道に乗せることが重要」と強調したうえで、官民が一体となって取り組む必要があるとの見解を示した。

【社会広報本部】
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