日本経団連タイムス No.2986 (2010年2月25日)

御手洗会長・米倉次期会長、共同会見で期待と抱負語る


記者会見する御手洗会長(右)と次期会長に内定した米倉氏

日本経団連の御手洗冨士夫会長と次期会長に内定した米倉弘昌評議員会議長は22日、東京・大手町の経団連会館で共同会見を行った。

共同会見の冒頭、御手洗会長は、「米倉氏は優れた人格識見、経営手腕、豊富な財界経験に加え、いまの時代に強く求められる国際性を備えている」と、米倉氏を次期会長として推挙した理由を述べた。

そのうえで「会長に就任した暁には、経済の担い手である企業の活力の発揮を通じ、安心で豊かな国民生活の実現を目指してほしい」として、デフレからの脱却、確かな成長基盤の確立、税財政・社会保障制度の一体改革、道州制・電子行政の推進、EPAの推進といった課題に引き続き取り組むことへの期待を表明。そのためにも、政治との対話をさらに深めてほしいと語った。

米倉次期会長は、「御手洗会長から身に余る言葉を頂戴した。わが国と世界の繁栄のため、全力投球したい」と述べたうえで、「御手洗会長の路線を踏襲し、わが国が直面するさまざまな課題の解決に向けて、積極的に取り組んでいきたい。国民の理解と支持を得て、政府とも協力しながら、民間の力が最大限に発揮される環境を整備し、持続的な成長を実現させたい」との抱負を語った。

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米倉新会長は、5月27日開催の定時総会で正式に選任される。

【社会広報本部】
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