日本経団連タイムス No.2989 (2010年3月18日)

「日本経団連フォーラム21」第20期生の修了式を開催


メンバー一人ひとりに修了証書を授与する
御手洗チーフアドバイザー

さまざまな企業の役員や部長クラスのメンバーが集い、次代を担う経営リーダーとして研鑽を深めることを目的に1990年にスタートした「日本経団連フォーラム21」の第20期生29名の修了式が9日、東京・大手町の経団連会館で行われた。

修了式の冒頭、同フォーラムのチーフアドバイザーを務める御手洗冨士夫日本経団連会長が、「企業を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いているが、現状の厳しさを悲観するのではなく、危機を克服し、経済の回復に向けたモメンタムをつくり上げていくことが重要。危機を克服するための基盤となるのが、経営リーダーとして未来を担う有能な人材である。本日、こうしてフォーラム21を無事に修了された皆さんには、単に一企業にとどまらず、自らが日本経済の一翼を担っているという強い気概を持って、これからも自己研鑽に励んでほしい。また、ここで得られた人的ネットワークも今後ぜひ大事にしていただきたい」とあいさつした。その後、御手洗チーフアドバイザーからメンバー一人ひとりに修了証書が手渡された。

1年間の講座振り返り感想

茂木賢三郎アドバイザー(キッコーマン相談役)と寺島実郎アドバイザー(三井物産戦略研究所会長)のあいさつに続いて、各メンバーが1年間の講座を振り返り、「幅広い分野の講義を聞き、歴史や教育、キャリアプランなどビジネスにかかわるさまざまな知識を得た」「組織のリーダーとして、見識を広め、バランス感覚を養い、判断力を身に付ける契機となった」「経営とは何かのヒントを得られた」「自己の立ち位置や世界のなかの日本の立ち位置を再認識することができた」「異業種の多士済々なメンバーとの議論や懇親を通じて、人的ネットワークが広がり、貴重な財産となった」などと感想を述べ、修了式は終了した。

同フォーラムの2010年度第21期は、6月3日に開講する。

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