日本経団連タイムス No.3029 (2011年2月3日)

2010年6月度「定期賃金調査結果」発表

−大学卒・総合職・22歳、20万8540円


日本経団連は1月25日、2010年6月度「定期賃金調査結果」の概要を発表した。同調査は、従業員の賃金の実態と動向を把握し、今後の賃金対策の参考とするために、1953年から毎年実施している。今回は日本経団連の企業会員および東京経営者協会の会員企業1915社を対象に調査を行い、399社(製造業54.4%、非製造業45.6%)から回答を得た(有効回答率20.8%)。
調査結果の概要は次のとおり。

1.標準者賃金

管理・事務・技術労働者(総合職)の標準者賃金を主な年齢ポイントでみると、大学卒では22歳・20万8540円、35歳・38万7524円、45歳・53万4445円、55歳・62万3740円、高校卒では18歳・16万4571円、22歳・19万2168円、35歳・32万8844円、45歳・43万519円、55歳・49万4164円となっている。

役職定年制の影響などにより、55歳から60歳にかけて賃金額が減少しており、特に管理・事務・技術労働者の総合職(大学卒)と一般職(大学卒、高校卒)において、この傾向がみられる。

製造業、非製造業別にみると、製造業では、所定労働時間内賃金、所定労働時間外賃金ともに前年を上回った。特に、所定労働時間外賃金は、いわゆるリーマンショック以降の消費の落ち込みに伴う需給調整などの影響で09年に大きく減少したが、今回は3年ぶりに増加に転じた。一方、非製造業では、所定労働時間内賃金は前年より減少、所定労働時間外賃金は2年連続で前年を下回った。

2.規模別対比

管理・事務・技術労働者(総合職・大学卒)の標準者賃金を主な年齢ポイント(22歳、30歳、40歳、50歳、55歳)で規模別に比較すると、総じて「3000人以上」規模の賃金額が最も高くなっている。

3.役職者賃金

部長や課長などの役職別に所定労働時間内賃金をみると、取締役を兼ねた部長は106万6095円(09年105万230円)、部長は70万171円(同71万5073円)、部次長は61万6326円(同62万8250円)、課長は54万2749円(同54万4866円)、係長は40万2685円(同41万1825円)となり、部長(兼取締役)以外は、09年に比べてわずかながら減少している。

また、最近10年間(2000〜10年)の役職別平均年齢の変化をみると、0.7歳(部長兼取締役=00年56.9歳→10年56.2歳)から1.6歳(部次長=00年51.5歳→10年49.9歳)の間で、すべての役職において平均年齢が下がっている。

【労働政策本部】
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