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第29回日本・香港経済合同委員会等の模様

2007年6月19日
日本経団連国際第二本部

1.日時

2007年5月31日(木)(午前:合同委員会/午後:シンポジウム)

2.場所

東京 経団連会館

3.参加者

(1) 合同委員会
日本側  鈴木 邦雄 日本・香港経済委員会委員長以下48名
香港側ビクター・ファン 香港・日本経済委員会委員長以下9名
57名
(2)シンポジウム約350名

4.プログラム

  1. (1) 合同委員会
    第1セッション:日本・香港、ビジネス戦略と課題への取り組み
    第2セッション:日港経済の深化の新しい局面にむけて

  2. (2) シンポジウム
    第1部:香港's NOW−中国発展の鍵を握る香港
    第2部:香港を解く−エコノミスト達の検証

5.会議の模様

  1. (1) 合同委員会では「日本・香港、ビジネス戦略と課題への取り組み」「日港経済の深化の新しい局面にむけて」の2つのテーマにつき、双方のスピーカーがプレゼンテーション行なうとともに、熱心な議論を交わした。シンポジウムでは、香港の競争力の源泉についてエコノミスト達がパネルディスカッションを行なった。

  2. (2) 今回の合同委員会での議論のポイントは以下の2点。

    1. 日港双方にとっての生産基地であり、魅力的な市場でもある中国の政策が経済発展戦略の中で大きく方向転換した。中国はこれまで製造業を中心に輸出主導型の政策をとって来たが、今後は輸入志向、サービス部門重視に転換し、環境重視、高付加価値産業の奨励、および地域格差縮小の路線をとり、日港双方にとって大きなチャレンジとなると同時に、新たなビジネスチャンスにもなる。
    2. 香港は引き続き進化している。競争力の源泉である物流やインフラは、既に整備されているが、今後も汎珠江デルタ、ひいては中国全土への玄関口として大規模投資を続けていく。金融業も中国経済の発展、人民元の影響力増大に伴って規模を拡大させ、より重要性を増している。
以上

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