審査請求料の納付繰延について(案)に対する意見

2009年3月19日
(社)日本経済団体連合会
知的財産委員会 企画部会

審査請求料の納付繰延に対する意見募集について、日本経団連知的財産委員会企画部会として、下記のとおり意見を提出する。

  1. 現在、貴庁において検討が進められている「審査請求料の納付繰延」にかかる運用上の変更について、現下の厳しい経済状況に対する緊急対策として、速やかな実現を期待する。
    なお、実施期間については2年とされているが、期間終了時の経済情勢等に鑑み、柔軟な対応を検討すべきである。

  2. また、出願等にかかる負担の軽減、権利化時期の多様化への対応等の観点から、次の点についても検討すべきである。

    1. (1) 今回の運用変更の措置が実質的に審査請求料の支払い時期の柔軟化であることから、その考えを積極的に取り入れ、審査の多段階化に向けて、現行の審査請求制度を実質的に審査請求期間の延長が認められる制度(例えば、審査請求を意思表示手続きと審査着手要請手続きの2段階方式とするなど)に再設計すること。

    2. (2) ライセンス・オブ・ライト制度を参考とした仕組みの導入と、それに連動する審査請求料や特許料の減免措置を講じること。

以上

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