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日本経団連1%クラブニュース増刊号

災害被災地支援情報

発行:(社)日本経済団体連合会 社会第二本部内 1%クラブ事務局
2007年9月10日

新潟県中越沖地震の被災地支援について

中越沖地震の被災地支援の活動状況についてご報告いたします。皆様のご支援ご協力に感謝いたしますとともに、引き続き、よろしくお願いいたします。

(1) 現地災害ボランティアセンターの活動状況

中越沖地震の被災地支援のため、新潟県では、新潟県災害救援ボランティア本部と柏崎市、西山町、刈羽村、出雲崎町の4つの現地災害ボランティアセンターが設置されました。
連日の猛暑で熱中症が心配される中、大勢のボランティア(最高で1日合計488名)が現地に駆けつけ、家屋の片付けや清掃、ゴミの分別や片付け、仮設住宅への引越し支援などを行いました。また、地震の影響で延期になっていた子ども祭りの運営支援など、地域の人々を元気づけるイベントも実施されています。
被災地では、8月末で仮設住宅も完成し、引越しも一段落したことから、災害ボランティアセンターを収束し、中長期的な生活・復興支援に向けて体制を移行しつつあります。地元の社会福祉協議会やボランティア団体が、独居高齢者宅の見守り活動や配食サービス、住民の交流の場の運営支援、子どもの遊び場や学習支援などの活動に向けて体制を整えています。

(2) 子ども用うるうるパックの実施状況

前号でご協力をお願いした、子ども用の「うるうるパック」は、(1)始業式パック1000個、(2)文房具パック900個、(3)幼児向けパック500個、(4)親子パック100個を、現地にお届けすることができました。
8月21日に日本経団連1%クラブで実施した詰め合わせ作業には、60名を超える企業人ボランティアにご参加いただき、被災地の子どもたちを応援するという心を込めて作業を進めました。
始業式パックについては、災害ボランティアセンターから各学校にお届けいただきました。刈羽小学校では、8月27日の始業式で児童代表にお渡しし、その後、各教室で担任の先生から配付いただきました。全校生徒243名中86名の子どもたちが全半壊被害を受けたとのことで、パックを受け取ると「バンザーイ」と手を上げる子どもたちもいて、カードを見せ合うなど、大変喜んでくれました。
親子パックは、8月24日に西山町で開催された「わくわく相談&親子サロン」でセンター長から一組ずつ手渡しいただきました。会場は「わぁ〜」という歓声につつまれたそうです。
文房具パックや幼児向けパックは、仮設住宅やイベントでの配付など、様々な活動の中で活用されていきます。


詰め合わせ作業の模様

カードに心を込めてメッセージを記入

教室でパックを受け取った被災地の小学生
●1%クラブ「うるうるパック」作業参加企業(42社、124名)

アイネット、味の素、いすゞ自動車、NECフィールディング、オムロンヘルスケア、協和発酵工業、熊谷組、クラシエ製薬、KDDIエンジニアリング・アンド・コンサルティング、コスモ石油、資生堂、資生堂開発、ジャパンエナジー、首都高速道路、全国建設業協会、総合メディカル、双日、ソニー、ソフトバンクグループ、ダイエー、ダイムラー・クライスラー日本ホールディング、テプコシステムズ、富山化学工業、豊田通商、日清オイリオグループ、日清製粉グループ本社、日本ガイシ、日本航空、日本人材派遣協会、日本新薬、日本たばこ産業、バクスター、パスコ、フィリップモリスジャパン、富士フイルムRIファーマ、ベンチャー・リンク、本田技研工業、ミサワホームホールディングス、三井ホーム、三菱電機、明治製菓、森ビル

(3) 救援物資、事務所備品等の提供に関するご報告とお礼

1%クラブからご提供をお願いした救援物資や災害ボランティアセンターの事務所備品については、以下の企業にご協力いただきました。また、今回は実現しなかったものの、その他の企業からもさまざまなお申し出をいただきました。この場をお借りしてお礼申しあげます。

<ご協力いただいた企業(順不同)>
●うるうる基本パック

あいおい損害保険(タオル500枚、ウェットティッシュ500個)、エーワン精密(タオル2000本)、花王(汗取りシート3000個)、資生堂(石鹸3000個)、住友商事(タオル100枚)、損害保険ジャパン(ハンドタオル300枚)、ダイエー(石鹸5040個、フェイスタオル5016枚)、東京ガス(タオル342枚)、日産自動車(タオル1000枚)、日本損害保険協会(タオル50枚)、森永製菓(ミルクキャラメル3000箱)、WOWWOW(フェイスタオル200枚)

●子ども用うるうるパック

伊勢半(ハンドクリーム120本)、エスエス製薬(のどあめ1080箱)、コクヨ(ドキュメントケース1000個、ノート1020冊、レポート箋2000冊、水のり1000本、はさみ1000個、消しゴム1000個、鉛筆削り1000個、下敷き1000枚、トリプルペン1000本、ストックボックス500個、道具箱500個、シール1000枚、幼児用ノート(3種類)1500冊)、コクヨ工業滋賀(ノート3240冊)、双日(ラメ入りラインマーカー300本)、ソニー(エコバック100個)、明治製菓(サイコロキャラメル1600セット、グミ640袋)、森ビル(ボールペン・シャーペンセット1400組)、和光堂(シッカロール108個、日焼け止め120個、おしりふき108個、虫よけ144個、歯磨きシート144個)

*うるうる用物資購入費

日本クラウンコルク、住友重機械工業

●災害ボランティアセンター備品等

アサヒビール/アサヒ飲料(スポーツ飲料3000本)、味の素(粉末スポーツ飲料10000パック)、NEC/NECフィールディングス(ノート型パソコン3台)、キヤノン(デジタルカメラ・リース3台)、キヤノンマーケティングジャパン(複合機リース2台、FAX1台)、コクヨ(書類棚2本)、住金物産(タオルケット1200枚)、住友スリーエム・グループ(大判ポストイット2880パック、防塵マスク4800枚)、ソフトバンクモバイル(携帯電話リース 10台)、ダイセル化学工業(中古会議用テーブル10本)、中越パルプ工業(コピー用紙 A4サイズ5000枚×60箱、A3サイズ2500枚×54箱)、電力中央研究所(災害用ドロップ20缶)、東芝(ノート型パソコン1台)、トヨタ自動車(レンタカー6台)、ナカシマプロペラ(中古ヘルメット55個)、日産自動車(レンタカー4台)、日本航空(支援者輸送)、日本バイリーン(防塵マスク2000枚)、本田技研工業(原付スクータ6台、レンタカー4台)、マイクロソフト(パソコンソフト7セット)、松下電器産業(ノート型パソコン3台)、三井化学(ウレタンマトレス500枚、ラップ150本、ウレタンロール7本)、リコー(デジタル印刷機リース2台、業務用デジタルカメラGPS・地図ソフト付・リース2台)

<その他、お申し出をいただいた企業(順不同)>

アルタン(除菌用アルコールスプレー)、伊勢丹(肌着等)、大阪ガス(非常食)、協和発酵工業(カップスープ)、JSRマイクロ九州(テレホンカード)、住友ベークライト(ヘルメット)、大正製薬(大衆薬、栄養ドリンク等)、タカラトミー(玩具)、東芝グループ(ブルーシート、バール、のこぎり、懐中電灯、軍手、ケミカル袋、ガムテープ等)、日清オイリオグループ(栄養補助食品)、日東電工(事務機器)、日本アムウェイ(家庭用品)、日本航空(デ・アイシングカー)、日本農産工業(インスタント食品)、ハートウェル(敷きマット)、本田技研工業(発電機、投光機、水ポンプ、キャタピラ運搬車、高圧洗浄器等)、三菱電機情報システム・ユーザー研究会(封筒)、淀川製鋼所(物置)、ライオン(家庭用品)

(4) 企業による被災地支援の状況について

9月5日までに、各社から1%クラブへご報告いただいた支援状況は、ホームページにおいて公開しております(添付資料 <PDF> をご参照ください)。追加・修正等がある場合は、主題に「中越沖支援報告/会社名」を記載したE-mailを1%クラブ宛にお送りくださるようお願いいたします。


【本件ご連絡先】
(社)日本経済団体連合会 1%クラブ事務局(社会第二本部内) 長沢、漆間(うるま)
電話03−5204−1750
FAX03−5255−6255
E-mail1p-club@keidanren.or.jp
URLhttp://www.keidanren.or.jp/1p-club
以上

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