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ワンパーセントひろば

─ 企業の社会貢献活動のご紹介 ─

(No.60 2002 冬)

日本コカ・コーラ(株)

● 「コカ・コーラ環境教育財団」への賛助・支援

コカ・コーラグループでは、企業市民として地域に貢献するという企業理念を実践するため、さまざまなCR(コミュニティリレーションズ)活動を行っています。現在、その中の一つとして力を入れているのが、地域の環境を守るための多様な社会貢献活動プログラムです。
たとえば「コカ・コーラ環境教育財団」への支援。「コカ・コーラ環境教育財団」とは、環境教育・環境保全の分野での社会貢献活動を担うため1994年に設立され、以来、環境関連分野に携わる人々への支援活動を行っている団体です。その主な事業活動である「コカ・コーラ環境教育賞」は、環境教育・環境保全に携わる個人・団体を支援するという主旨にのっとり、読売新聞社の協力を得て実施されています。環境問題がますます重要性を深める現代社会において、特に次代を担う青少年を対象に環境教育を継続している個人・団体を対象とし、推薦、厳正なる討議・審査を経て選考された受賞者グループに活動助成金を贈呈。8回目を迎えた2001年度には全国各地から推薦のあった51の候補者・団体の中から8組を選出しました。さらにコカ・コーラ環境教育賞に準じた「コカ・コーラ環境教育奨励賞」を新設し、16組を選出。また、推薦されたすべての方々にも「コカ・コーラ環境教育賞主催者賞」を贈呈して活動を支援しました。
コカ・コーラグループでは、このような「コカ・コーラ環境教育財団」の活動への賛助・支援のほか、実践的自然体験教育プログラムである「コカ・コーラエコロジースクール」、自然環境教育の専門家であるレンジャーの育成を目的とした「レンジャートレーニングプログラム」、美しい街の景観と環境維持をテーマに、自治体・地元メディアとの協力で行う「赤とんぼの街づくり運動」など、環境教育・環境保全に関わる活動をこれからも行っていきます。さらに、環境負荷の少ない生活のあり方を工夫し、生活意識や生活様式の見直しができるよう高校生対象に開発された“課題発見・問題解決能力育成”型の画期的な環境システム「スクールEMS」を昨年度から提案しています。全国的な活動に加えて、各地のボトラー社ではより地域に密着した独自の活動を実施しています。

広報部
TEL:03-5466-8120 FAX:03-3797-1481

キヤノン(株)

● Tシャツと絵本のチャリティ販売

キヤノンの社会貢献活動は「共生」の企業理念のもとに、文化、習慣、言語、民族などの違いを問わず、すべての人類が末永く共に生き、共に働いて幸せに暮らしていける社会を目指し活動を行っています。
社会・文化支援室社会貢献推進課では、企業理念に則し、社内の資源(人、技術、製品、ノウハウ)を使って、必要とする人々に継続的な支援を行うことを方針とし、教育、環境、社会福祉の分野で社会貢献活動を行っています。社会福祉活動の一環として、1997年より社会福祉法人東京コロニーが設立した障害者アートバンク(障害者アート専門の芸術ライブラリー)の作品を、ホームページの表紙や冊子などに使用することで、障害のあるアーティストの自立や社会での活躍を支援しています。
そして、この度2001年10月より、障害のあるアーティストの作品を使用したTシャツ及び絵本を、自社のBJプリンタで製作し、チャリティ販売を行う活動をはじめました。Tシャツは「日本におけるイタリア年」を記念し障害のあるアーティストが「イタリア」をキーワードに書きおこした作品と登録済みの作品を、キヤノン電子のBJ捺染方式で製作しています。絵本は2001年4月に貼り絵作家「たけうちちえ」さんの作品をまとめた絵本「ほっこりしたじかん」が好評を得て完売したため、ご要望にお応えし、さらに多くの方に気軽に読んでいただくため、簡易版をBJプリンタで製作しています。この活動は、印刷・製作を東京コロニーに委託し障害のある方の雇用支援を目指すと共に、収益金を社会福祉施設や障害者教育支援団体(NPO)に寄付し社会福祉にも役立てていただく計画です。
今後も障害者アーティストの作品を広く使用し、種類を増やし、ホームページ上でご紹介していく予定です。作品をご提供いただいたアーティストの方々からは、「自分の作品がTシャツになり、着てもらえるなんて夢のようです。励みになります!」などのご感想をたくさんいただいています。
キヤノンは今後も独自技術を生かしたチャリティ販売活動等を通じて、障害のある方の自立と社会での活躍を支援していくと共に、様々な社会貢献活動を積極的に行っていきます。

※ご参考:Tシャツ価格は3,000円と3,300円。絵本価格は500円。

社会・文化支援室 社会貢献推進課
TEL:03-5482-8550 FAX:03-5482-9623
http://www.canon.co.jp/Heartware/index.html

(株)ジャパンエナジー

● JOMO童話賞

当社は基本理念として「エナジーの創造」を掲げており、具体的には「人間のエナジーを育てる」「地球のエナジーを有効に活用する」「社会のエナジーになる」という3つのエナジーの関わりを通じて「あたたかく、活力ある人間社会の実現」を目指しています。また、行動指針の中で社会貢献活動の積極的な推進を謳っています。
JOMO童話賞は、こうした社会貢献活動の一環として、1970年に始まり、昨年で32回を数えました。(当社は、石油事業分野におけるブランドネームに「JOMO」を使用しております。)第1号がアンデルセンの作品、2・3号が童話作家の作品で、第4号から一般公募を開始しました。第7号からは「心のふれあい」をテーマに、オリジナルの創作童話を広く一般の方から公募し、その中から優秀作品を表彰するとともに、JOMO童話集「童話の花束」という一冊の本にまとめて発刊しています。また昨年は、従来の「心のふれあい」のテーマに加え、「環境の世紀」と言われる21世紀にふさわしく「自然とのふれあい」というテーマでも公募しました。第32回の作品応募数は8,569通でした。10,000通を超える作品の応募をいただく年もあります。この「童話の花束」は、東京善意銀行やその他の社会福祉団体を通じて、全国の福祉施設や母子家庭などに寄贈しています。また、「童話の花束」を社会福祉に役立てる趣旨で、全国JOMO会(JOMOステーションを運営している特約店の全国組織)および全国LPガスJOMO会(LPガス特約店の全国組織)を通じて特約店の皆様に「童話の花束」をお買い上げいただくと同時に、JOMOグループ各社や社員も「童話の花束」を購入し、その売上金の全てをJOMOグループで共同設立した「JOMO童話基金」に組み入れています。その基金から毎年、社会福祉法人全国社会福祉協議会に寄付し、児童福祉の一助に使っていただいています。なお、その寄付金の一部は、全国社会福祉協議会が全国の福祉施設や母子家庭などの子どもたちを招待する“子ども海外体験の旅”の企画・実施に充てられています。当プログラムを始めたきっかけと32年にわたり長く継続する理由を振り返ると

(1) プログラムの始まり
当プログラムを始めた1970年頃は石油ストーブが家庭用暖房の主流であり、多くの家庭に暖房用の灯油が配達されていました。童話集を配達の際にお客様に差し上げ、長い冬の夜に家族のみなさんで読んでいただこうと、制作したのがこのプログラムの始まりだと聞いています。
(2) 長く継続する理由
やはり周りの方々、特にJOMO特約店の皆様のご理解とご支持のおかげだと思っています。始まった当初は定着に向けての苦労もあったとは思いますが、今では自然にご協力いただく雰囲気が醸成されており、年間のスケジュールも決まっていますから、スムーズに事が進みます。

総務・人事部門 広報担当
TEL:03-5573-6100 FAX:03-5573-6784
URL http://www.j-energy.co.jp/hanataba/


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