UWC日本協会

カレッジにおける教育


カレッジでの教育は、世界の多くの大学で入学資格として認められている国際バカロレア(International Baccalaureate=IB)のカリキュラムにのっとっており(シモン・ボリバル農業専門カレッジを除く)、各国から招聘された優秀な教師陣が授業を行っている。生徒たちはこのIBのディプロマを取得すべく、勉学に励んでいる。

一般に各IB科目の要求水準は高く、幅広い知識とともに深い理解力・洞察力が要求される。これに対して、カレッジ側の生徒への配慮は大変きめ細かい。例えば、各生徒には担任としてテューターがおり、定期的に勉強の進み具合を話し合う。また、テューターは、学習方法、進路指導、その他生活一般について生徒を指導し、良き相談相手となってくれる。授業は少人数のクラスで行われ、活発な討論を交えた密度の濃いものとなっており、科目によってはゼミ形式が採られたり、自主研究が課せられることも多い。また、UWCが国際的な学校であることから、授業で扱われる問題も国際的なものが多く、授業での活発な討論を通じて、教科書からは得られない多くのことを学ぶことができる。こうした環境の中で、生徒たちの知識と判断力が向上していく。

また、社会への奉仕活動にも熱心に取り組んでいる。IBのプログラムの一環として、社会福祉・海難救助・山岳救助・海洋生物調査・森林整備などの活動を行っている。奉仕活動は通常週2回、午後に行われており、カレッジでの生活において重要な役割を果たしている。これらの活動はUWCならではのもので、日本の高校では経験しがたいものが多い。青年期におけるこうした経験は、責任感や友情を育て、地域社会との交流にも役立っている。また、奉仕活動を通じて、生徒たちはカレッジの理想とする国際理解をさらに深めている。

奉仕活動のほかに、各生徒はIBのカリキュラムに従って、芸術系と体育系のアクティビティ(日本のクラブ活動に相当)に参加することが奨励されている。

国際バカロレア(The International Baccalaureate=IB)

国際バカロレア(IB)とは、世界共通の基準を持つ教育プログラムで、大学進学前の2年間実施される教育課程を「IBディプロマプログラム」と称している。

これには主要科目〔言語(A、Bの2カ国語)、人文科目(歴史、地理、経済等のうち1科目)、実験科目(生物、化学、物理等のうち1科目)、数学および選択科目(芸術、音楽等)の計6科目〕を始め、一般教養や卒業論文、社会奉仕活動、クラブ活動等も必要とされており、学業のみならず全ての点でバランスのとれた生徒を育成することを目的としている。

IBディプロマは、IBのカリキュラムを採用し、ジュネーブのIB本部に登録した学校のディプロマ課程2年を修了し、IB試験で一定以上の得点をした者に与えられる。このディプロマを得た者は、IB試験での得点を基準に大学入学資格が与えられるという仕組みになっている。現在、日本をはじめ世界の多くの大学がIBディプロマを入学資格として認めている。

また、京都大学、国際基督教大学、慶應義塾大学などでは、IBディプロマの取得者もしくは海外留学2年以上の生徒に対し、帰国子女特別選抜制度を設けている。

世界各国の大学におけるIBディプロマ取得者の入学選考基準等については、国際バカロレア機構のウェブサイト(http://www.ibo.org/country/index.cfm)にて参照できる。


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