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2005年度会館事業報告

(社)日本経済団体連合会

1.経団連会館の運営

2005年度の景気は業種によりバラツキはあったものの着実な回復を辿る中、会合受注件数や宴会需要への波及効果を期待したが、外資系ホテルの新規開業や既存ホテルのリニューアルなどの影響を受けて、会議場運営は依然として厳しい状況が続いている。
このような中にあって会館事業運営は、売上の増進に向けて新規顧客獲得のための営業活動や経団連ホール・国際会議場などの大型会議場の稼働率を上げる取組みなどを展開するとともに、多様な顧客ニーズに対応すべく、きめ細かなサービスの向上に努めてきた。その結果、事業収入のうちの会議室料等売上は前年度比1.09%増、料理・飲物等の売上に伴う納付金収入は0.89%増となり、事業収入全体では前年度比0.45%増となった。一方、支出は経費削減に努め、前年度比3.48%減となり、繰入金支出(収支差額)は前年度比16.74%増となった。
一方、会館の建物・設備の維持管理については、同時通訳設備の更新、9階・11階南側のカーペットの張替え等の工事をはじめ、長期修繕計画に基づく会議場・建物の電気設備の更新などを実施し、機能の維持・強化に努めた。

2.経団連ゲストハウスの運営

2005年度も日本経団連活動の一環として「東富士夏季フォーラム」「会員総務部長研修会」「企業人政治フォーラム」「社会貢献フォーラム」等を開催した。
営業・企画活動への重点的な取組みとして、会員のニーズに即した「新時代の役員のための法務戦略」、「グローバル企業のBCM(事業継続経営)戦略」などをテーマとした「経団連ゲストハウス・フォーラム」を計6回開催した。また、国際文化会館主催の国際会議や外資系企業の役員研修会を受注するとともに、個人プラン、地元向けの催物を実施する等、積極的な利用促進を図った。
本年度は厳しい環境下にある中で、営業企画、販売促進活動への重点的な取組みを行ったが、前年度に比べ、宿泊利用延べ人数は6百名強減少し、事業収入は約740万円減少した。支出については経費抑制に努めたが、会館事業会計からの繰入金(補填分)は320万円の増となった。
建物・設備の維持管理については、客室部分のリニューアルをはじめ建物各所の補修工事、敷地内施設の整備工事などを行い、ゲストハウスの機能、環境維持に努めた。

3.経団連クラブの運営

近年、会員数が減少傾向にあることから、新規会員の入会勧誘に努めたが、厳しい経済情勢の中で続いた退会傾向に歯止めがかからず、退会者数(125名)が入会者数(96名)を上回り、会費収入は減収となった。2006年3月31日現在のクラブ会員数は943名である。
2005年度の活動内容は、講演者を招いての会員昼食会(10回)、映画会(4回)、賞味会(2回)、観劇会(2回)、同好会展覧会(写真、書道)、レストラン・ケイダンレンでのスペシャル・ディナー・サービス・フェア(4回)、などを実施するとともに、各種同好会活動(囲碁、写真、書道、長唄、俳句、ゴルフ)を活発に行い、クラブ会員相互ならびに会員家族との交流・親睦に努めた。また、クラブの活動をとりまとめた会報の発行を行った。

以上

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