北陸地方経済懇談会後の共同記者会見における御手洗会長発言要旨

2006年11月15日
(社)日本経済団体連合会

【道州制について】

道州制の実現により、広域を統括する行政機構が生まれる。この行政機構は、現在の細分化された各県に比べ、より俯瞰的、効率的に地域内を見渡すことができるので、道州制の導入によって「道州内での地域間格差」が生じることはないだろう。

【北陸新幹線について】

道州制の導入にあたっては、各地域の産業振興、物流インフラの整備等についても、地域自らが主体的に考えることが基本となる。新幹線についても、地域が絶対に必要とするならば、地域の自発的な意思に基づき推進すべきだと思う。もちろん、財源の問題はあるので、ある程度の時間軸で考える必要はあるだろう。採算性についても、当然、考慮する必要がある。

【TOBについて】

TOBは企業再編の一つの手法であり、それ自体、問題があるわけではない。重要なことは、企業価値がいかに高まるかということであり、株主・従業員等、ステークスホルダーの合意を得て行うことが望ましい。

以上

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