景気は踊り場局面にある。個人消費、設備投資、住宅、輸出ともに横ばいとなっており、生産もほぼ横ばいである。原油をはじめとする資源価格の高騰により、企業業績は減益傾向にあり、景況感も悪化している。
先行きについては、年内にかけて米国の景気が回復してくるようであれば、日本の景気も、年度末ぐらいから回復してくるのではないか。
東北の景気は、足踏み状態である。
ただ、設備投資が高水準にあることは特筆すべきである。自動車産業を核に産業クラスターの形成が期待できる。また、産学官連携、港湾機能の強化、観光振興など、毎年のように加速する、意欲的な取り組みも見られる。東北経済の未来は大変明るい。