第62回九州経済懇談会後の共同会見における御手洗会長発言要旨

2010年2月17日
(社)日本経済団体連合会

【九州経済について】

九州経済は、依然として厳しい状況にある。有効求人倍率は低水準にとどまり、設備投資、個人消費も低水準で推移している。このような厳しい状況の中で、輸出や生産には持ち直しが見られるが、それが雇用の回復に繋がるには時間がかかるだろう。
しかし、九州経済の先行きは、決して悲観するものではない。リーディング産業である自動車分野では、電気自動車、燃料電池自動車など、研究開発を進める動きがある。また、シリコンアイランドと呼ばれるように、半導体産業が盛んである。太陽電池の工場立地や、農商工連携もかなり進んでいる。観光資源にも恵まれている。これらは九州経済の牽引役になる。

【ハウステンボスについて】

経緯を詳しく承知しているわけではないが、HISがハウステンボスの支援を表明したことは、歓迎すべきことだと思う。
九州は歴史遺産や大自然に恵まれ、昔から観光客を魅了してきた。経営再建を果たし、内外からの観光客を増やすことを通じて、地域の活性化に貢献してほしい。

以上

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