記者会見における米倉会長発言要旨

2011年1月12日
(社)日本経済団体連合会

【新卒者の採用選考活動について】

近年の就職・採用活動は長期化する傾向にあり、その結果、学生の本分である学業に支障をきたしているという声が高まっている。そこで経団連は、「倫理憲章」の見直しを行うこととする。具体的には、「選考活動」の開始日は現行通り最終学年の4月1日とするが、新たに「広報活動」の開始日を「倫理憲章」上に定め、学部3年次・修士1年次の12月1日と規定する。本年度中に「倫理憲章」の改定を行い、2013年4月入社予定者、現在の大学2年生の採用選考活動から適用したい。
学生には、本分である学業に励み、将来の職業人生を見据えて様々な経験を積みながら自分を磨いて頂きたいと願っている。

【政治に求められることについて】

近く召集される通常国会では、ねじれ現象の影響で審議の停滞が予想されているが、日本の将来を左右する大きな課題が山積しており、与野党は、国民生活のために重要法案をきちんと審議し、国民の期待に応えてほしい。政治家は、国会が果たすべき責任を自覚して、国民・国益のために仕事をしてほしい。

以上

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