記者会見における米倉会長発言要旨

2011年1月24日
(社)日本経済団体連合会

【通常国会への期待】

予算案及び予算関連法案の成立がまず重要である。また、税・財政・社会保障制度の一体改革、TPP交渉への参加に向けた取り組みが進展することを期待したい。菅総理が施政方針演説において最初に「平成の開国」を挙げられ、非常に力強い意思表明をされたと受け止めている。与野党とも国益を考え、国民生活の向上のために建設的な議論をするよう期待したい。

【春季労使交渉(春の労使パートナーシップ対話)の見通し】

経団連では、春季労使交渉を「春の労使パートナーシップ対話」と呼称し、労使が一体となって国際競争に打ち勝つための建設的な議論の場とすることを提唱している。グローバル競争が激化する中、日本経済の状況は非常に厳しく、円高の進展も懸念される。賃金の引き上げよりも雇用の維持を重視した交渉が多くなるのではないか。

【新卒採用活動の開始時期について】

経団連としては、先日示した方針に従って倫理憲章を改定し、その結果を踏まえながら、引き続き検討していきたい。

以上

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