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月刊 経団連 アーレスティ

資本金 51億1,759万円
設立 1943年11月2日
従業員数 単体984名、連結6,091名(2012年3月末現在)
本社所在地 〒164-0011 東京都中野区中央1-38-1 住友中野坂上ビル11F
事業内容 ダイカスト製品、アルミニウム二次合金地金、フリーアクセスフロアの製造・販売
URL http://www.ahresty.co.jp/

1938年6月、当社の前身である志村アルミニウムは東京都板橋区で創業し、その5年後に扶桑軽合金を設立した。1988年にCIを導入し、現在の社名は、当社の経営理念を表したResearch(リサーチ)、Service(サービス)、Technology(テクノロジー)の三つの言葉の頭文字(R・S・T)からつくられた。

当社は、ダイカスト事業、アルミニウム事業、完成品事業の3つの事業を営んでいる。当社の主力であるダイカスト事業のおよそ9割が自動車向け(二輪車含む)であり、エンジン部品、トランスミッション部品等のパワートレイン系の部品を多く生産している。自動車向け以外では、発電機や農機具の汎用エンジン部品等がある。

アルミニウム事業では、住宅や自動車の廃材、飲料の缶等のアルミスクラップを溶解し、ダイカストの原料となるアルミニウム二次合金地金を製造・販売している。

完成品事業では、データセンターや半導体製造工場のクリーンルーム等で使用されるフリーアクセスフロア(モバフロア)の製造から施工までを行っている。

国内に8拠点、海外に7拠点(米国、中国、メキシコ、インド、タイ)のダイカスト製造工場および金型製造工場を持ち、国内外でバランスのとれたグローバル事業展開を積極的に進めている。今後も、ダイカスト製品の製造を通じ、自動車の軽量化、アルミリサイクルによる地球環境への貢献を目指していく。

すべての皆様から信頼されるグローバル企業を目指す


高橋 新
アーレスティ 社長

ダイカストとは、溶けた金属を高速高圧で金型に注入し成型する工法で、鋳物の一種です。意外に歴史が浅く、日本でダイカスト生産が盛んになったのは昭和の初めで、当社もそのころ創業しました。それから70余年。何度か踊り場はあったものの、ダイカスト市場はモータリゼーションの広がりとともに着実に成長してきました。
昨今の国内市場は非常に厳しいものの、グローバルでのダイカスト需要は、新興国等の成長市場を中心に拡大しており、当社の海外事業もさらなる成長が見込まれます。
当社は10年ビジョンとして、「すべてのステークホルダーから信頼されるグローバル企業をめざす」を掲げ、その実現に向けて取り組んでおります。海外売上高比率が4割に迫るなか、海外拠点の強化を行い、この夢が実現できるよう、より一層励んでまいります。
経団連の皆様には、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

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