1. トップ
  2. 月刊 経団連
  3. 菊水化学工業

月刊 経団連 菊水化学工業

資本金 13億9,410万円
設立 1959年
従業員数 単体394名、グループ404名(2012年3月末日現在)
本社所在地 〒460-0002 名古屋市中区丸の内3-21-25 清風ビル
事業内容 特殊機能性材料・建築仕上材の製造・販売、建築、土木材料、機械器具の製造販売、ファインセラミックスの製造ならびに販売
URL http://www.kikusui-chem.co.jp/

当社は、建築仕上材および躯体改修を含めた下地調整材の製造販売を行っている。経営方針は“下地から仕上げまで”であり、躯体の下地調整から仕上材までを一つのメーカーの製品で完結できることを強みとしている。これにより最適な相性の仕上材と下地材を提供し、工事の際には円滑な現場指導を行うことが可能である。

1200色のオリジナルカラーからお客様に実際に選んでいただけるカラーカード「1200kabecolor」をご用意しているが、今年5月には「エクステリア10000色」を発表し、色の耐候性や退色性を整備し、色に対する信頼性を高めることも実現した。

創業以来50年以上にわたり、溶剤を使わず、環境に優しい無機素材や水系製品の製造・開発を続けている。省エネが叫ばれる昨今は、室内照度向上塗料「ピカルーム」や遮熱塗料「アドマクールペイント」などを開発し、塗料によって省エネルギーに貢献することも試みている。

また、建築業界において活発化する改修市場で、当社では躯体改修の「BR工法」からさまざまな外壁塗材による保護まで、一貫したノウハウを提供している。さらに当社では建物のソーシャルワーカー(医療では社会福祉事業に従事する専門家)として、入念な調査・診断をお客様にお伝えすること、またすでに他社で調査・診断を受けられた方に、セカンドオピニオンとして当社の意見を聞いていただくことも、当社の役割であると認識している。

今後も、豊富で高機能な製品ラインナップによる内・外装を一貫してフォローしていく。

本質を見極め、実践する会社


遠山眞人
菊水化学工業 社長

当社は名古屋市に本社を置く建築塗料材メーカーです。
1959年の創業当時より、いち早く環境に配慮した製品開発に注力し、溶剤が主流の業界にあって「水系塗料のパイオニア」として知られてきました。塗料のカラーカードは1200色に及び、独自の調色方法によってクイックデリバリーを実現しています。また、セメント系の下地材から樹脂系の仕上材まで、一貫した製品群を製造・販売していることも特長の一つです。塗料で美しく仕上げるだけにとどまらず、下地づくりからより良い製品をお使いいただくことは、建物の価値そのものを引き上げることにもつながります。当社は、社会やお客様が本当に求めていることを見極め、実践できる会社であり続けたいと考えています。
これからも、業界を牽引する塗料メーカーとしての責務を果たしつつ、物事の本質を見極め、本質を解決する製品やサービスを提供していきます。

「2012年9月号」一覧はこちら