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月刊 経団連 日本高圧電気

資本金 1億4,400万円
設立 1956年
従業員数 単体270名、グループ650名(2012年12月現在)
本社所在地 〒474-0053 愛知県大府市柊山町8-288
事業内容 配電用電気機械器具製造販売
URL http://www.nkeco.co.jp/

当社は、1956年創立当初より研究開発型企業として高圧カットアウト、高圧気中開閉器といった、電力の流通に不可欠な配電用機器を中心とした製品の開発・生産・販売をしている。北は北海道から南は沖縄まで、全国の電力会社へ配電機器を納入する唯一のメーカーとして、社会インフラである電力関連事業でわが国の経済発展に貢献できることを誇りに感じて、社業一筋に励んできた。

電柱上に設置された変圧器を、雷等の過負荷や過電流から保護するCF遮断器(カットアウト)は、国内シェア50%を超え、電力会社や鉄道会社各社から長年にわたる信頼を獲得するとともに、現代社会において許されなくなっている停電を、欧米諸国と比べて格段に少ない水準に維持することに寄与している。

1990年代には、海外メーカーと配電線の地下埋設化時に使用される開閉器の共同開発を行うなど、常に新しい時代のニーズに沿った挑戦を続け、近年では風力発電プラントで使用される制御機器の輸入販売やメンテナンスサポート事業も展開し、そのシェアは約30%に及ぶ。

さらには日本国内の配電分野における知見を活かして米ゼネラル・エレクトリック社(GE)と販売代理店契約を締結し、海外製スマートメーターで初の国内販売認証を取得するなど、海外メーカーの優れた技術や製品を積極的に取り入れ、日本国内市場向けとしてローカライズする取り組みも深化させている。

また業界ではいち早く2002年から中国へ工場進出し、その後2008年にはベトナムにも工場を建設するなど、アジアを中心とする海外市場へ積極的に展開している。

グローバルな視点で電力インフラを支え続ける


高岡本州
日本高圧電気 社長

当社は、愛知県大府市に本社を置く配電用機器類のメーカーであり、創業時から技術志向の会社として事業を続けてまいりました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、国内での今後の電力供給に対する関心が高まっております。自然エネルギーによる発電の動きが加速しており、また電力ネットワークのスマートグリッド化等が進むと、電気エネルギーの安定供給関連システムはますます重要になってまいります。
当社としましても、これまで培ってきた技術基盤を活かしたグローバルな商品開発など、さまざまな取り組みを続けていくことで、経営理念に掲げる「顧客価値の創造」を継続し、より豊かな社会の実現に貢献していきたいと考えております。
経団連会員企業の皆様方には、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申しあげます。

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