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月刊 経団連 日本コルマー

資本金 1億2,000万円
設立 1912年
従業員数 1,297名(パート従業員646名を含む。2015年6月現在)
本社所在地 〒541-0044 大阪府大阪市中央区伏見町4-4-1 日生伏見町ビル本館4階
事業内容 化粧品・医薬部外品の受託生産
URL http://www.kolmar.co.jp/

当社は、1912(大正元)年創業の化粧品・医薬部外品のOEM(Original Equipment Manufacturing)・ODM(Original Design Manufacturing)企業であり、新製品のコンセプト設計から、処方開発、原材料調達、完成品の生産に至る「ワンストップトータルサービス」を化粧品ブランドメーカーに提供している。

生産拠点は、国内4カ所(大阪2、出雲・静岡各1)のほか、中国(独資子会社)、韓国(合弁会社)と海外にも拠点を有しており、基礎化粧品からメイクアップ化粧品、頭髪化粧品、ネイル化粧品、フレグランスまで、あらゆる種類の化粧品を、さまざまな数量単位で生産できる体制を整えている。

また、当社はとりわけ研究開発を重視しており、国内4カ所の研究所(大阪2、出雲・横浜各1)で約120名が研究開発業務に従事している。当社では営業部門やマーケティング部門を中心に、国内外のネットワークを活かして消費者ニーズをリアルタイムで収集している。これらの情報を研究所で開発に反映させ、年間約8000SKU(注)の新製品を市場に送り出している。また、オリジナル原料の開発にも取り組んでおり、昨年四月、東京工業大学内に開設した横浜研究所を中心に、これまでにない画期的な化粧品を生み出すべく研究を重ねている。

顧客のオープン・イノベーションに貢献し続けることによって、化粧品ODMのグローバルナンバーワン企業になることが、当社の目指すところである。

(注)SKU(Stock Keeping Unit):在庫管理の際などに用いる商品識別の最小単位

「オープン・イノベーション」により、化粧品業界の発展に貢献


神崎友次
日本コルマー 会長

少子高齢化で国内市場が縮小するなか、化粧品ブランドメーカー各社の工場稼働率は低水準にとどまっており、高コスト体質が固定化しつつあります。この状況を打開するには開発・生産体制の大幅な刷新が必要ですが、消費者の嗜好が多様化するなど不確定要素が増すなか、リスクを伴う投資も簡単にはできません。当社は、化粧品の開発から生産までを一貫して担うことによって、顧客企業がリスクの高い開発、生産投資を行うことなくマーケティング、販売に経営資源を集中させ、効果的に業績の向上を図るサポートをしています。
経団連入会を機に、これまで以上に顧客のオープン・イノベーションに貢献し、化粧品業界の発展に貢献していく所存です。

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