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月刊 経団連 朝日インテック株式会社

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資本金 62億7,025万円 (2018年12月31日現在)
設立 1976年7月
従業員数 単体681名、連結7,316名 (2018年12月31日現在)
本社所在地 〒489-0071 愛知県瀬戸市暁町3-100
事業内容 血管治療用ガイドワイヤー・カテーテル等の医療機器および工業用極細ステンレスワイヤーロープの開発・製造・販売
URL http://www.asahi-intecc.co.jp/

当社は、極細ステンレスワイヤーロープの製造を業として起業。主に、自動車、OA機器などの工業製品に使用する駆動用ワイヤーロープの開発・製造・販売を行う企業としてスタートした。4つのコアテクノロジー(ステンレス素線を細くする伸線技術、素線を撚り合わせるワイヤーフォーミング技術、ロープに樹脂を被膜するコーティング技術、ワイヤーの操作性を高めるトルク技術)を保有しており、これらの技術により素材から製品までの自社一貫生産体制を構築した。

1990年代初頭、第2の事業として医療機器(心臓血管治療用ガイドワイヤー・カテーテル)業界への参入を決定。ワイヤー事業で培った技術の優位性により、心臓血管治療用ガイドワイヤーでは国内トップシェアを有し、近年は、ガイディングカテーテル、バルーンカテーテルなどカテーテル製品においてもシェアを伸ばしている。また、当社製品は循環器系治療のみならず、脳血管系、末梢血管系、腹部血管系の治療にも製品を供給している。

国内で製品開発を行い、海外(タイ、ベトナム、フィリピン)で量産を行う体制を構築し、海外11拠点を設置、世界108の国と地域に製品を供給している。近年は、米国やタイでも開発体制を敷いている。

昨年8月に、2023年6月期までの新中期経営計画「ASAHI Road to 1000」を策定した。血管治療領域だけでなく、消化器分野やロボティクス分野へ事業領域を拡大し、売上高1000億円企業を目指していく。

低侵襲治療の普及をグローバル規模で ―日本から世界へ


宮田昌彦
朝日インテック 社長

当社の長期経営ビジョンは、「低侵襲治療製品の普及を日本から世界へ積極的に発信し、全世界の患者様のQOL(Quality of Life)を高めると同時に、全世界での『ASAHIブランド』の確立を図る」です。
そのために、あらゆる面でのグローバル化、研究開発型企業としての技術イノベーションの創出、医療の現場、お客様の現場を大切に現場力の向上を図り、創業以来のDNAである「スピード」と「対応力」に磨きをかけ、医療の発展に貢献するとともに、お客様の「夢」を実現することを使命として、さらなる成長を目指してまいります。
経団連入会を機に、先輩会員の皆様から一層のご指導ご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。

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