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月刊 経団連 小野薬品工業株式会社

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資本金 173億5,800万円
設立 1717年
従業員数 3,555名(連結。2019年3月末日現在)
本社所在地 〒541-8564 大阪府大阪市中央区久太郎町1-8-2
事業内容 医療用医薬品を主体とする各種医薬品の研究、開発、製造、仕入れおよび販売
URL https://www.ono.co.jp/

当社の創業は1717(享保2)年。初代伏見屋市兵衞が大阪の道修町に薬種商の看板を掲げてから今年で創業302年となる。「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、いまだ満たされていない医療ニーズに応えるため、真に患者さんのためになる革新的な新薬の創製を目指し、経営資源を医療用医薬品の研究開発に集中させ成長し続けている。

1960年代に、企業として世界で初めて生理活性脂質「プロスタグランジン」の全化学合成に成功し、陣痛誘発・陣痛促進・分娩促進剤、腰部脊柱管狭窄症治療剤、気管支喘息治療剤など数多くの革新的な新薬を創出している。

2014年には、これまでにないメカニズムを持つ画期的な「がん免疫療法薬」を実用化。すでに65カ国以上で承認されており、日本においても悪性黒色腫、非小細胞肺がん、腎細胞がん、胃がんなど7つのがん腫で承認を取得、がん治療における新たな治療選択肢を提供している。また、現在20以上のがん腫での承認取得を目指して数多くの臨床試験を行っている。

国内での市場環境が厳しくなるなか、グローバル市場で存在感を発揮していくために、現在は海外展開を推進するとともに、CSR(企業の社会的責任)を重視した経営を進めている。また、国際社会共通のSDGs(持続可能な開発目標)の17項目のなかの、「すべての人に健康と福祉を」「産業と技術革新の基盤をつくろう」「パートナーシップで目標を達成しよう」の3項目を貢献すべき項目として特定し取り組んでいる。

グローバル スペシャリティ ファーマを目指して


相良 暁
小野薬品工業 社長

当社は、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、真に患者さんのためになる医薬品を開発・提供し、社会に貢献する事業活動を行っています。
これから世界が迎える高齢化社会において、「健康寿命の延長」は今後の当社にとっても最大のテーマであり、現在、医療ニーズの高いがんや免疫疾患、中枢神経系疾患領域に研究開発資源を集中させ、革新的な新薬の研究開発を目指して取り組んでいます。
これからも、人々の医療に役立つ質の高い医薬品をお届けすることを根幹としながら、環境や社会へも貢献していきたいと考えております。
経団連会員の皆様には、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

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