1. トップ
  2. 月刊 経団連
  3. 株式会社オガワエコノス

月刊 経団連 株式会社オガワエコノス

(PDF版はこちら
資本金 1,000万円
設立 1965年4月
従業員数 241名(2019年3月現在)
本社所在地 〒726-0013 広島県府中市高木町502-10
事業内容 廃棄物収集運搬および処理業/RPF製造/浄化槽の維持管理・清掃/下水道処理施設の維持管理/各種ピットの清掃
URL http://www.o-econos.com/

当社は、1952年、備後府中と呼ばれる広島県府中市でくみ取りを中心とした衛生事業からスタートした。地域の発展に伴い環境資源再生事業として拡大し、67年の歴史を経て現在、年間約7万tの産業廃棄物処理を行う環境総合サービス企業である。

現在の事業は、大きく3つの柱に分けられる。1つは、60年以上の歴史を持つ地域に密着した「アクア事業」で、都市衛生、汚水処理等、広範囲に多数の管理ユーザーを持っている。2つ目は「リサイクル事業」。地域自治体、行政と連携しながら生活、産業廃棄物の資源再生を目的に、大型家電解体から、堆肥生産まで幅広く多方面に展開している。そして、産業廃棄物を利用する「RPF(固形燃料)製造事業」は、広島、岡山、仙台の3工場で年間約5万tを生産。大手製紙会社を中心に燃料として供給し、同時に「脱石炭」「脱CO2」の有力代替新燃料として今後の用途の拡大が期待され、市場で揺るぎない実績を持っている。創業以来時代の流れを柔軟に受け入れ、社会の負託に応えることに真摯に取り組んできた結果、現在の3つの事業が育ったといえる。

そのほか、近年では、焼却から電力還元をする「バイナリー発電事業」や、関連事業社のM&Aによる「建設廃棄物事業」へ進出し、自治体やJICA(国際協力機構)との協力で海外展開へも積極的に取り組んでいる。また、「環境教育」の分野では、企業の社会的責任の実現と信頼に応えるため『見て、やって、学ぶ』環境教育、『ECONOS SEED PROJECT』を展開し、地域の皆さんに喜んでいただいている。

地球環境を考えながら、足元の小さなことから始める


小川 勲
オガワエコノス 代表取締役

わが社は、今年で創業67年を迎えることができました。「三方よし」の精神と、「良い社員、良い仕事、良い会社」をモットーに、「地域に役立つ仕事、地域に喜んでもらえる仕事」にひた向きに取り組んできました。地球環境を考えながら足元の小さなことから始める(Think Globally Act Locally)ことで、自然と人に優しい社会の実現を理念に環境総合サービス企業を目指しております。
われわれの仕事は、時代の流れとともに大きく変化し、現在は、国連のSDGs(持続可能な開発目標)や海洋プラスチック問題、持続可能なサーキュラーエコノミーの実現などの取り組みや課題を前に、われわれの業界が果たす役割は大きいと痛感しております。
謙虚に学び、知見を広める機会の場を与えていただき、より一層社会的責任を全うすべく努めてまいる所存です。
経団連の皆様には、温かいご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

「2019年9月号」一覧はこちら