1. トップ
  2. 月刊 経団連
  3. トビラシステムズ株式会社

月刊 経団連 トビラシステムズ株式会社

(PDF版はこちら
資本金 2億9,301万円(2019年6月末時点)
設立 2006年12月
従業員数 63名(うち技術部39名、2019年4月30日時点)
本社所在地 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2-5-12 パシフィックスクエア名古屋錦3階
事業内容 迷惑情報フィルタシステムの開発・提供
URL https://tobila.com/

警察庁の調査によると、2018年の特殊詐欺被害額は363.9億円にも上る。昨今はアポ電強盗など新たな手口も現れ、被害は後を絶たない。この状況に対し、当社は「テクノロジーで社会課題の解決」を目指し迷惑情報フィルタサービスを開発、約7億件もの膨大なデータを集積・分析し、登録件数3万件を超える迷惑電話番号リストを提供している。

当事業のきっかけは、代表・明田の祖父が原野商法の被害に遭い、迷惑電話が頻繁にかかってくるようになったことにある。悩む祖父のために対策を探すも、当時国内に迷惑電話対策サービスはほとんど存在せず、ならば自分たちでと会社として開発に着手。2011年にリリースされた固定電話向け迷惑電話フィルタ製品「トビラフォン」は、多くのメディアからも注目を浴びた。

現在はモバイルアプリや法人向けサービスも展開し、全体の利用者は300万名を超える。全国の警察と提携して迷惑電話情報を収集し、迷惑電話検出率99%をマークする当社の迷惑情報フィルタは大手通信事業者からも高評価を得る。現在ではソフトバンク、NTTドコモ、KDDIの3キャリアのオプションパックに含まれるアプリとして採用され、大きな事業基盤となっている。

詐欺手口は電話のみならずメールにも広がっている。今後は迷惑SMSに対するブロックサービスにも注力していく。唯一無二のテクノロジーで社会に安心を提供することが、当社の使命だ。

人を守るセキュリティーで安心安全な社会づくりに貢献


明田 篤
トビラシステムズ 社長

当社は「私たちの生活 私たちの世界を よりよい未来につなぐトビラになる」を理念に、人を守るセキュリティーの開発・提供に日々取り組んでおります。報道などを通じて特殊詐欺の存在は認知されてきた一方で、犯罪にならない範囲での悪質な迷惑行為は、水面下で数え切れないほど発生しています。当社サービスの精度をさらに向上させ、より多くの方にご利用いただき、世の中の安心安全に貢献できるよう、これからも力を注いでいきます。経団連での活動を通し、今後とも皆様の温かいご指導をよろしくお願い申しあげます。

「2019年11月号」一覧はこちら