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月刊 経団連 電気興業株式会社

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資本金 87億7,478万円
設立 1950年6月
従業員数 1,344名(連結)、582名(単体)
本社所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内三丁目3番1号
事業内容 【電気通信部門】 極超短波、超短波、短波、中波、長波など各種アンテナの設計・製作・建設・販売、鉄塔、反射板の設計・製作・建設・販売、共聴(CATV)機器の設計・製作・販売および同システムの設計・施工、各種民生無線機器の設計・製作・販売
【高周波部門】 高周波誘導加熱装置、半導体製造プラズマ発生用高周波電源装置、核融合プラズマ加熱用高周波電源装置の設計・製作・販売、高周波加速器用電源装置の設計・製作・販売、各種真空炉の設計・製作・販売、高周波焼入受託加工
URL https://www.denkikogyo.co.jp/

当社は欧州との無線通信のため大正14年に設立された国策会社にルーツを持ち、今日に至るまで継続して我が国における無線通信と深く関わっている。これまでに、携帯電話をはじめとした通信インフラ、ラジオやテレビ等の放送インフラの構築に多大な貢献を果たし、防災行政無線などの市民の安全安心に役立つインフラについても多くの実績を有している。今後の飛躍的な発展が想定される5G関連インフラも当社の主力ビジネスであり、社会の根幹である無線通信ネットワークを支える会社であると自負している。また、当社の電気制御に関する高い技術力を活かし、無線通信以外の電磁波利用として、高周波事業を手掛けている。こちらは、主に自動車部品の強化処理に利用されており、車社会の安全性向上に寄与している。

当社の事業を支える電気通信、高周波という二つの事業セグメントは、創業以来、顧客のニーズに応えることをビジネスの根幹としてきた。今後のビジョンとして、能動的なビジネス展開を実現することを目指している。なかでも、近い将来において有望であると考えているのが、ローカル5Gに関する需要である。ローカル5Gは地所限定ネットワークであることから、エリア構築のハードルが高い。長年、無線通信を極めてきた当社ならば、電波を扱うエキスパートとして、最適なエリア構築を実現出来る製品・サービスの提供が可能である。既存事業への展開と併せ注力し、さらなる成長を実現したい。

社会インフラのさらなる進展、豊かな未来の実現に貢献します


松澤 幹夫
電気興業 社長

当社は今年で創立70周年を迎えました。創立以来、半世紀以上にわたり情報化社会の礎となる通信・放送インフラの整備や、誘導加熱焼入装置を用いた自動車部品の強化処理などを通じて、より便利な生活環境の実現の一役を担ってきたものと自負しております。現在は、5Gに対応した各種技術や、5Gの先を見据えた最先端の技術なども含め、技術開発を進めております。経営理念の「時代のニーズを先取りし、失敗を恐れぬチャレンジ精神の溢れた前向きの企業たることを期す」を実践し、今後も当社が有している事業の強みと先進的な研究開発を通じて魅力的な製品を社会に提供し、貢献してまいる所存です。皆様には、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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