当社の起源はインキメーカーであるサカタインクスの海外事業部であり、1957年に電子部品の輸出入を始めたことにさかのぼる。以後、顧客の海外での生産ニーズの高まりを受けて、電子基板の実装を開始した。その後、事業拡大に伴い1992年7月にサカタインクスから分社独立した。創業以来、商社として事業分野の制約を設けず様々な分野の商材の取り扱いを行ってきたが、現在はEMS（電子機器受託製造サービス）が主力事業となっている。

60年以上にわたる豊富な海外ビジネスの経験や海外ネットワークを活かし、顧客のシーズとニーズを有機的に結び付けることで付加価値を提供する「グローバル・ビジネス・オーガナイザー」としての役割を常に目指している。現在では、電子部品の調達から、基板実装・完成品の組立、販売まで幅広く顧客が必要とするサービスを世界各地で提供できる体制が整った。技術革新が進むCASE、IoT、DXなどの分野において、今後は、当社の役割がより必要とされるものと考えている。当社は世界各地で働く現地ローカル社員の活躍に支えられており、女性を含むローカル幹部社員も多数ビジネスの最前線で活躍していることから、ローカル幹部比率の向上を継続的なESGのテーマに掲げている。また低炭素化への取り組みでは、海外工場において順次ソーラーパネルの設置を開始しており、再生エネルギーの利用を推進していくことで社会課題であるCO2の排出量の削減にも貢献していきたい。