Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2018年6月21日 No.3366  マハティール・マレーシア首相との懇談会を開催 -日・マレーシア経済関係の強化めぐり意見交換

マハティール首相(左から4人目)と中西会長(同3人目)

経団連は6月12日、日本商工会議所(三村明夫会頭)、経済同友会(小林喜光代表幹事)、日本貿易会(中村邦晴会長)、日本マレーシア経済協議会(佐々木幹夫会長)とともにマレーシアのマハティール・ビン・モハマッド首相との懇談会を都内で開催した。

中西会長は開会あいさつで、マレーシアにとって日本は第4位の貿易相手国であるとともに、日本企業は同国に約1400の拠点を設け、サプライチェーンの戦略上の拠点として重要視していると指摘し、「自由で開かれた国際経済秩序の維持・強化に向けて、マハティール首相のリーダーシップの発揮をお願いしたい」と述べた。

マハティール首相は、「新しい政権はビジネスフレンドリーであり、日本からの直接投資を歓迎する」、非効率的な行政手続きの廃止など「問題があれば耳を傾けたい」とし、国内のビジネス環境整備を図る考えを示した。また、自動車産業などの製造業やデジタル・テクノロジーの振興を図るため、「日本の技術を学びたい」等と述べ、日本との協力強化に期待を表明した。

【国際協力本部】